「オーストラリア滞在中のミャンマー国民のビザ延長」

ミャンマーのクーデター軍部の国民殺戮行為受け

 5月5日付ABC放送(電子版)は、連邦政府の発表として、「ミャンマーで軍部がクーデターを起こしてアウンサンスーチー氏ら政府首脳を逮捕監禁し、抗議の国民に実弾を発射して殺害を続けていることから、現在オーストラリア国内に滞在しているミャンマー国籍者に対して自動的にビザを延長する」と報道している。

 ミャンマー軍に対しては世界各国政府から非難や制裁が発表されているガ、中国、ロシアは国連の決議に対しても拒否権を行使するなどしており、実質的にミャンマー軍部支援を続けている。

 キャンベラでは連邦議会議員も政府官僚も、ミャンマー軍部の行為を止める実効性のある措置は望めず、今後もミャンマー国民に対する軍部の暴力行為が続けられるものと悲観的な見通しになっている。

 ミャンマー国籍者には、ミャンマー国内の状況が変わり、帰国しても生命の危険がないと判断される時まで期間を定めずビザが延長される。

 アレックス・ホーク移民相は、「移民省からオーストラリア・ビザを持つミャンマー人に文書を送り、「合法的に無期限にオーストラリア国内にとどまるための手続きを通知する」と発表している。

 ただし、ミャンマーに帰国しても生命の危険がないという判断をどのようにして進めるのかなどはまだ明らかにされていない。

 2021年2月に軍部によるクーデターと国民殺害が進む中でオーストラリア国内では政府に対して、「国内に滞在する3,300人のミャンマー人に保護の手を差し伸べるよう要求する声が高まっていた。

 ホーク大臣は、さらに、「今後も、オーストラリア政府は、ミャンマー軍部に対して、自制し、国民に対する暴力行為を停止し、法的手続きなしに逮捕勾留している国民を釈放し、政府と対話に入るよう呼びかけていく」と語っている。

 オーストラリア国内にはミャンマー人留学生や短期ビザ滞在者がいる。また、留学生の中にはミャンマー・クーデター軍に反対の主張を続けてきた者もおり、「今帰国すれば軍部から弾圧を受けることになる」としている。

 そのため、5日の発表である程度の見通しが立つようになったと歓迎する声もあるが、オーストラリア政府のミャンマー制裁はミャンマー軍部指導者やその家族の海外資産凍結などを伴わず、生ぬるいとする批判の声も出ている。
■ソース
Myanmar nationals in Australia to have visas extended following deadly military coup, federal government announces

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