パンデミック被害の経済立て直し予算編成

今後10年以上も財政赤字が続く予想

 5月11日、連邦政府予算案が提出されたが、コロナウイルス・パンデミックに圧迫された経済を立て直すための何十億ドルもの経済立て直し予算を組んでおり、今後10年間は財政赤字が続くことになる。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ジョッシュ・フライデンバーグ連邦財相が2022年度予算案を発表した。

 2021年度には財政赤字が1,610億ドルに膨れ上がる見こみで、2022年度には1,060億ドルまで減る。一方、失業率も2024年度25年度には4.5%まで下がることが予想されている。

 この予算案はコロナウイルス・パンデミック下で2度目の予算案になり、オーストラリア経済をコロナウイルス・パンデミックと不況から回復させることに主眼が置かれている。

 また、今後10年間は財政赤字が続き、2025年にはほぼ1兆ドルに達することになる。

 さらに雇用を増やすため、保育や高齢者介護など人材不足の業界を目標として雇用促進を図っていく。

 フライデンバーグ財相は、「経済が回復の途にある。オーストラリアは回復の途にある」と発言している。

 今予算案では、保守連合政権がこれまで十分なことをしていないとして批判されてきた児童、高齢者、障害者の部門への配分を大きくしているのが目立ち、高齢者介護部門には177億ドルの予算が組まれている。この高齢者介護部門は、高齢者介護問題特別調査委員会で長年の怠慢と虐待が明らかにされていた。また、在宅介護を希望する人々へのサービスが大量の順番待ちになっているが、これも2年以内に8万人分の追加パッケージで解消できるよう期待していると発表している。また、高齢者介護施設では2023年までに入居者1人あたり3時間20分の個人介護が施設に対して義務づけられるようになる。

 また、保育部門でも雇用拡大が目標になり、今後3年間に17億ドル超の追加予算があり、同一世帯で2人以上の児童が同時に保育を受ける場合には追加の保育補助を受けることができ、25万世帯が世帯平均$2,200の補助を受けられるとしている。

 保守連合は、この分野で先んじている労働党とは差別化を図っているが、「遅すぎ、小さすぎる」との批判も上がっている。
■ソース
Decade of budget deficits ahead as government spends billions to recover pandemic-hit economy

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