オーストラリアに出揃い始めた各社ワクチン

医薬当局未認可のモデルナ輸入契約締結

 オーストラリアはアストラゼネカ・ワクチンを国内生産を含めて5,380万用量、ファイザー・ワクチンは4,000万用量の契約、ノボバックス5,100万用量。それに加えて最近にはモデルナとも2,500万用量の輸入契約を締結している。ノボバックスとモデルナはまだ豪医薬品管理局(TGA)の認可が済んでいない。

 ABC放送(電子版)がオーストラリアのワクチン状況を解説している。

 ファイザーとモデルナはいずれもmRNA技術を採用しており、コロナウイルス・パンデミック以前に人間に用いられたことのない技術だった。両者の違いはファイザー・ワクチンが3週間をおいて2回接種に対し、モデルナ・ワクチンは4週間をおいて2回接種することになっている。モデルナ・ワクチンの副反応として接種した腕の痛み、疲れ、筋肉痛、発熱、悪寒などが報告されている。

 オーストラリア政府はこのモデルナ・ワクチン2,500万用量をファイザー・ワクチンの入荷が遅れた場合の補助とするが、その他にも、1,500万用量を2022年以降のブースターとして、コロナウイルスのブラジル型、南ア型などの変異株に備えることになっている。

 現在、アストラゼネカ・ワクチンは50歳以上、ファイザー・ワクチンは50歳未満に用いることが決まっている。モデルナはこのファイザーの在庫切れに備えるもので、2021年末には50歳未満にモデルナが適用されることも考えられる。

 現在、アストラゼネカ・ワクチンは州の接種ハブやGPの呼吸器科で接種が行われているが、5月17日からは普通のGPでも扱う予定になっている。

 一方、連邦政府は、2021年末頃にはファイザーの注文量の入荷が始まり、誰でも希望者に接種できるようになると見込んでおり、モデルナもそうなる可能性がある。

 ただし、アストラゼネカ・ワクチンは50歳からは年齢の上昇とともに血栓症リスクが下がっていくため、連邦のブレンダン・マーフィ保健省事務次官は、「コロナウイルス感染で重症になりやすい50歳以上はなるべく早くアストラゼネカ接種を受ける方が賢明」と発表している。

 また、現在、2回の接種に2種のワクチンを用いる安全性や効果についても試験が進められており、その場合の2回の時間的間隔も問題になる。
■ソース
Why is Australia buying Moderna? Will I get a COVID vaccine sooner?

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