ブリスベンとアメリカで「抗コロナウイルス治療法」開発

ウイルスを直接標的にする治療法では世界初

 QLD州の研究者とアメリカの研究チームがコロナウイルスを標的にする抗ウイルス治療法を開発した。この両方で、感染したマウスのコロナウイルス負荷の99.9%を死滅させている。

 5月17日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 この治療法では遺伝子制御RNA技術を採用しており、直接コロナウイルスのゲノムを破壊し、ウイルスが複製をつくることを阻止している。

 次の臨床試験段階の結果次第で早ければ2023年にはこの治療法の実用化が可能になる。

 この研究は、学術誌「Molecular Therapy」に掲載されており、研究を指導しているグリフィス大学のナイジェル・マクミラン教授は、致死性のあるウイルスを遺伝子的に標的とするこの治療法を、「捜索破壊作戦」と呼んでいる。

 オーストラリアの「Menzies Health Institute Queensland」とアメリカの研究機関「City of Hope」の研究者の国際的な研究チームは、2020年4月にこの共同研究を開始した。

 共同研究チームが採用した遺伝子制御RNA技術は「次世代」ウイルス学的手法と呼ばれ、ウイルスのゲノムを直接攻撃することができる。

 マクミラン教授は、「ゲノムを破壊することでウイルスの増殖を妨げるこの手法では、ナノ粒子を注入し、そのナノ粒子が熱追跡ミサイルのようにウイルスを捜索し、破壊していく。このパッケージをナノ粒子にまとめ、ウイルスを攻撃させるために血流に送り込むということが初めて可能になった。このナノ粒子は肺まで届き、肺細胞にも入り込んでいくが、ウイルスの入り込んでいる肺細胞のみを破壊し、正常な細胞はまったく無傷で生き残る仕組みになっている」と述べている。

 さらに、「これは治療法だが、病気を治すわけではない。しかし、肺の中のコロナウイルスを99.9%死滅させるのだから病気を治すと考えてもほぼ間違いない」と述べている。
■ソース
World-first COVID-19 antiviral therapy developed in Brisbane and US targets virus in the body

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