タンブル元自由党首相、無所属候補に政治献金

化石燃料焦点のアッパー・ハンター補欠選挙

 ブルーマウンテンでセックスワーカーを強姦した容疑を受けて辞職したマイケル・ジョンセン国民党州議会下院議員の後任者を選ぶ補欠選挙活動が、投票日の5月22日に向けてアッパー・ハンター選挙区で行われており、露天掘り炭鉱や石炭火力発電所、ワイナリーが同居し、連邦政府がガス火力発電所建設を計画しているこの地域では選挙も気候変動と化石燃料が争点になっている。

 まだ化石燃料産業を経済の柱とする保守連合の国民党候補に対して、化石燃料依存縮小を主張する無所属候補にマルコム・タンブル元保守連合連邦首相が個人的に政治献金したことが報道されるとNSW州保守連合政権からはタンブル氏を「裏切り者」と呼び、同氏の自由党除名を求める声が挙がっている。

 5月20日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 タンブル氏はカースティ・オコネル無所属候補に$3,000の個人献金をしており、この補欠選挙で保守連合が議席を減らすとさらに少数派内閣に転落するグラディス・ベレジクリアン州首相は、「うれしくない話だ」と語っているが、自らもしばしば保守連合を害する発言として保守連合議員の批判を受けているジョン・バリラロ州副首相は、タンブル氏を「裏切り者」と呼び、タンブル氏の自由党離党を求めている。

 バリラロ副首相は、「自由党を支持できないのなら、また、保守連合州政権を支持できないのなら自由党離党を言ってはどうか」と発言している。しかし、ベレジクリアン州首相は、バリラロ発言に巻き込まれることを避け、「タンブル氏がどうするかは私の問題ではない」と答えている。

 アッパー・ハンター補欠選挙はほとんどすべての政党の他に無所属だけでも5人が候補の名乗りを挙げており、タンブル氏は、「オコネル候補は真実をありのままに語る優れた候補者だ」と評している。

 そのオコネル候補は、露天掘り炭鉱が広がる選挙区で、「石炭産業終焉後の将来を計画すべき時だ。現在の雇用を守るだけのために新炭鉱を認可したり、既存の炭鉱の拡張を認めるべきではない」と語っている。

 国民党、労働党、射撃遊漁農民党、ワン・ネーション党なども候補を立てており、ジョンセン国民党議員が僅差で当選した過去があるだけに予断を許さない乱戦模様になりつつある。
■ソース
Malcolm Turnbull accused of treachery for donating $3k to independent’s Upper Hunter by-election campaign

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