「50歳以上にはファイザー・ワクチンは保証しない」

ハント連邦保健相が、アストラゼネカ忌避者に釘

 アストラゼネカ・ワクチンで10万人に1人ほどの血小板減少症を伴う血栓症(TTS)が起きることがほぼ定説になり、医学専門家パネルが、「アストラゼネカ・ワクチンは50歳未満には投与しないこと」と指示した。その根拠として、50歳以上、年齢を加えるに従って同ワクチンでの血栓症発生率が下がるということがある。しかし、現在、アストラゼネカ・ワクチンを受けられる50歳以上の人口の間で接種予約の激減が伝えられることから、連邦政府のグレッグ・ハント保健相が、「50歳以上の人口はなるべく早く接種を受けてもらいたい。50歳以上の者が年末まで待っても他のブランドのワクチンを受けられる保証はない」と発言した。

 5月23日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 ハント保健相は、「ファイザーやモデルナのmRNAワクチンが徐々に入荷しており、クリスマスまでには国民全員に行き渡る量が入荷する」と発表した直後にこの50歳以上の人口へのメッセージを語った。

 連邦政府は、現段階では、2021年10月より毎週200万人にファイザー・ワクチンを接種すると約束しており、年末までには接種を希望する者全員に接種することができると予想されている。

 しかし、50歳以上の人口には血栓症の可能性のあるアストラゼネカ・ワクチンを投与することになっており、女性を中心としてワクチン接種をためらう傾向が大きくなっている。

 5月20日には豪医薬品管理局(TGA)が、「これまでに210万人がアストラゼネカ・ワクチン接種を受け、24人がTTSを発症し、うち1人が死亡した」と発表している。

 ハント大臣は、「Australian Technical Advisory Group on Immunisation (ATAGI)が、50歳未満の人口の接種活動日程を明らかにする。6月末までには250万用量のファイザー・ワクチンが入荷するはずだし、2021年第3四半期、第4四半期にそれぞれ700万用量が入荷することになっている」と語っている。

 2021年第4四半期にはノババックスとモデルナのワクチンも数百万用量が入荷することになっており、同期には合計して2,000万用量が入ってくる予定になっている。同時に、今年中にはアストラゼネカ・ワクチンも国内生産で5,000万用量がCSL社から出荷される予定になっている。

 国内では先週1週間に50万人がワクチン接種を受けており、70代以上の世代の48%が既に1回目の接種を受けている。
■ソース
No guarantees: Over 50s may not be prioritised for Pfizer

 Happy Rich Harding legal 幌北学園 Japanaroo  kidsphoto
日豪プレス 配布場所   日豪プレス 新刊発行    Oishii Japanese Restaurant Guide Covid-19 最新情報

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL


新着イベント情報

新着イベントをもっと見る