QLD州アウトバックの町、一晩で人口が5倍に

コロナウイルスの心配なく「羊の毛刈りコンテスト」

 QLD州南西部、NSW州との州境に近く、NTまではまだ距離のある地域の町、サーゴミンダでこの週末に開かれた「羊の毛刈りコンテスト」に大勢の人が集まり、270人の人口がコンテストの間には1,000人を超える人々が集まってくる賑わいになっている。

 5月23日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 ブルー・シャイアのジョン・ファーガソン郡長は、「言葉に言い表せないくらいうれしい。このイベントには絶大なサポートが集まっている」と語っている。

 イベント期間中、町では音楽のライブ演奏やマーケット、ブタの競走も開かれているが、メイン・イベントは羊の毛刈りで、国内各地から技術に磨きをかけたシェアラーが、「The Shearers Shindig(毛刈りの集まり)」でオーストラリア・ベストのタイトル獲得に向けて腕を競っている。

 2021年のこのオープン・イベントには80人ほどの男女シェアラーが出場し、オープン・カテゴリーの他にも初級、中級のカテゴリーも設けられており、若手初心者も参加できるイベントになっている。

 ファーガソン郡長は、「ここに集まってきた人すべてがこの小さなコミュニティにお金を落としていく。キャラバン・パークはどこも満員だし、宿泊施設もすべて満員、河原にキャンプする人もいて、町はどこも超満員だ」と語っている。

 このイベントにはブルー・シャイア・カウンシルも出資し、QLD州政府からはアウトバック観光イベント・プログラムから資金が出されており、羊の毛刈りコンテストの賞金は総額$25,000にもなる。

 ファーガソン郡長は、「この1年以上の間、値域はコロナウイルス・パンデミックのため、経済的に大きな打撃を受けていたが、このイベントで少しは息をつけるようになるだろうと思う。訪問客からはポジティブな声が寄せられており、シャイアや州政府が地域経済活性化のために資金を出すことが大切だと思う」と語っている。

 今年の毛刈りコンテストは、男子オープン・カテゴリーでニュージーランド出身のジョバン・タイキ氏が、1頭を29秒で刈り上げて優勝、「凄腕揃いのコンテストで優勝できるなんて」と語っている。

 タイキ氏は、2019年に8時間で500頭弱を刈り上げたニュージーランド人のルー・ブラウン氏を相手に競争したが、ブラウン氏は羊の毛を一部刈り残したために失格を宣告された。

 また、女性オープン・カテゴリーもニュージーランド人のエイミー・シルコック氏が55秒強で1頭を刈り上げて優勝している。

 2020年、シルコック氏は女性4人チームで9時間に2,066頭を刈り上げて世界記録を破っている。
■ソース
Crowd flocks to outback Queensland shearing contest, tripling Thargomindah’s population overnight

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