ベレジクリアンNSW州政権、辞任で空席の大臣補充

スキャンダルまみれでもコロナウイルスで強い現役政権

 NSW州のグラディス・ベレジクリアン保守連合政権は、アッパー・ハンター選挙区の補欠選挙で勝利したのを受け、スキャンダルで辞任した閣僚の空席に新しく閣僚未経験の議員を抜擢した。

 5月26日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 同政権は、ベレジクリアン州首相と男女関係のあったダリル・マクガイア議員が腐敗議員の汚名を着て議員辞職し、また地方自治体への交付金でも保守連合地盤に偏った交付をベレジクリアン州首相自身が決定していたことが明るみに出ている。さらにアッパー・ハンター選挙区補欠選挙の原因になったのもマイケル・ジョンセン国民党議員がブルーマウンテンでセックスワーカーを強姦した容疑をかけられて議員辞職したことにある。

 さらに、ドラモイン選出のジョン・シドティ議員も腐敗調査の対象になり、大臣任期期間よりも長い18か月という期間の大臣停職処分を受け、2021年3月、遂に大臣を辞任した。さらに、5月になってカイアマ選出のガレス・ウォード議員が性暴行の訴えを受け、犯行否認のまま大臣を辞任している。

 いくつものスキャンダルにもかかわらず、コロナウイルス・パンデミックのような災害が起きると現役政権が圧倒的に支持を受けるという現象があり、どの州も保守連合・労働党にかかわらず現役が強みを見せている。

 5月26日、オルバリー選挙区のナタリー・ウォード自由党議員がシドティ議員の後を継いで、スポーツ、多文化主義、高齢者・退役軍人担当大臣に就任、また、クリンガイ選挙区のアリスター・ヘンスケンズ自由党議員がウォード議員の後を継いで家族・地域社会・障害者問題担当大臣に就任した。

 ベレジクリアンNSW州政権は、自由党から3人、国民党から3人の合計6人の女性議員が閣僚を務めている。

 また、ナターシャ・マクラレン=ジョーンズ議員はベレジクリアン州首相が州議会上院議長に推したが、上院は与党が少数派のため、野党の反対を受けて失敗、結局、内閣官房長官の席を与えている。

 上院は、党の方針にはずれて独自の行動を取るマシュー・メーソン=コックス自由党議員を議長に据えたが、後にメーソン=コックス議員は州首相が推したマクラレン=ジョーンズ議員の対立候補として立ったことから自由党を除名され、ベレジクリアン州首相が、「上院は自由党女性議員よりも自由党男性議員を選んだ」と発言している。
■ソース
Berejiklian fills cabinet vacancies after ministers forced to quit

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