連邦自由党議員、「職ないならセンターリンクに行け」

ただし、センターリンクに行っても援助はないだけ

 コロナウイルス・パンデミック下で連邦政府と州政府との亀裂が大きくなっているが、連邦与党自由党古参のダン・ティーハン貿易相が、「VIC州のロックダウンで失職したならセンターリンクに行けばいい」と発言したが、ティーハン議員が世の中の現実を知らず、失業者がセンターリンクに行って援助を受けられるのかどうかを答えられなかった。

 ティーハン大臣は、VIC州の失業者に、「センターリンクに行って、ロックダウン中の援助が受けられるのかどうか調べればいい」と発言している。

 しかし、政府の「Services Australia」ウェブサイトによると、コロナウイルス・パンデミックに関連してセンターリンクの援助を受けられるのは、「隔離または自己隔離を命じられた者だけ」と明記されている。

 5月30日の「Insiders」に出演したティーハン大臣は、「VIC州の4度めのロックダウンで連邦政府はカジュアル労働者をどう支援するつもりか?」と質問されたのを受けて上記のように答え、「コロナウイルス・クライシス手当はセンターリンクを通して支出している。センターリンクに行って、援助を受ける資格があるなら、1週間や2週間、まるまる仕事がない場合には、受給資格があれば緊急保健手当が受けられる。だから、収入が途絶えた人はセンターリンクに行って手当を受けられるかどうか調べればいい」とのみ語った。

 しかし、現実には「隔離、自己隔離を命じられた者またはその者を介護する者」だけが手当を受けられることになっている。再度、「VIC州の労働者は手当を受ける資格があるのかないのか?」と質問されたティーハン大臣は、「カジュアル労働者はセンターリンクに行って調べるように。個々の条件によって違うだろう。センターリンクが個々の条件をチェックし、判定するはず。言っておくが、1人あたりの金額では、連邦政府は他の州や準州よりもVIC州にもっとも多く支出している」と発言した。

 野党労働党のアンソニー・アルバネージ党首は、「ティーハン発言は何のことかさっぱり意味が通じない。連邦政府は何が言いたいのか自分達ではっきりさせた方がいい」と語っている。

 VIC州政府のティム・パラス財相は、「州政府が連邦政府に、労働者の経済的支援を要請したが、連邦政府に拒まれた。連邦政府は州政府と協力して対応しているというが、連邦政府は財布を引っ張り出そうともしない。連邦政府は、忘れられた人々の党と自称しているが、連邦政府が忘れ去っているのはVIC州の労働者だ」と語っている。
■ソース
Liberal MP Dan Tehan tells out-of-work Victorians to head to Centrelink, but they may not receive support

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