ポーター前連邦法務長官、名誉毀損訴訟取り下げ

ABC放送とジャーナリスト、ルイーズ・ミリガン相手に

 5月31日付ABC放送は、同放送局とABCジャーナリスト、ルイーズ・ミリガン氏を相手にクリスチャン・ポーター前法務長官が起こしていた名誉毀損訴訟をポーター原告が取り下げたと伝えている。

 この訴訟では、国の司法機関の最高責任者である法務長官自身が裁判所での係争に関わることは利害抵触にあたるとして、ポーター議員は法務長官から産業相に替わっていた。

 ABC放送の番組では、ポーター大臣の名前を出さず、「連邦閣僚が過去に女性を強姦したと非難する主張が出ている」と報道したが、ポーター大臣は、「内容から連邦閣僚が私であることは誰でも分かることだ。また、私は女性を強姦したことはない」と主張しており、番組の内容が名誉毀損にあたるとしてABC放送と、番組でレポーターを務めたミリガン氏とを訴えたもの。

 最近になってポーター大臣とABC放送が和解調停に応じて話し合いを進めており、その結果、全当事者が係争を終了することに同意し、賠償金の支払いもないが、和解調停の経費はABC放送側が負担することになった。

 5月30日、廷外での記者会見でポーター氏は、「この訴訟で、ABC放送は扇情的で一方的な報道の結果を後悔することになった。公共放送ABCにとっては屈辱的な敗北」と評している。

 しかし、ABC広報担当者は、「ABC放送は同報道の重要さを信じている」と発表しており、同時に番組編集長の見解として、「ABC放送は、ポーター氏が強姦の行為者と報道する意図はなかった。しかし、一部の聴視者がポーター氏が行為者と報道されたと解釈する可能性があった」と述べている。

 この和解成立について、ポーター氏は「勝利」と発言しているが、係争を中止する理由については明らかにしなかった。一方、ABC放送側も国民に報道を伝える重要性があったとしている。また、ポーター発言に関して、「ABC放送は、「ABC放送は、報道を後悔しているとは言っていない。報道そのものは自殺した被害者女性の友人から送られた来たものであり、連邦首相やその他2人の古参議員にも転送されており、その事実を伝えたのであり、扇情的とは言えない」と反論している。

 先週、ポーター原告側は弁護士の1人が連邦裁に「利害の抵触」として、ポーター氏の係争に関わることを禁止されていた。
■ソース
Christian Porter ends defamation action against the ABC

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