連邦直営ワクチン接種臨時クリニック設立大幅に遅れ

13箇所のうち3箇所のみ、VIC州には皆無

 4月末の連邦議会上院予算委員会の席で、連邦保健省職員が証言し、「連邦は国内13箇所にコロナウイルス・ワクチン接種臨時クリニックを設立し、高齢者介護、障害者介護施設の職員や介護者対象のワクチン接種を担当する」と証言していた。

 しかし、これまでに設立できたのはわずか3箇所に過ぎず、すべてNSW州内で、過去のコロナウイルス・アウトブレークで高齢者介護施設の入居者が大勢感染して亡くなったVIC州には1箇所も連邦政府直営のワクチン接種臨時クリニックが開かれていないことが報道されている。

 6月1日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 同日の連邦議会上院予算委員会の証言席に座った同省のキャロリン・エドワーズ副事務次官は、「どこにハブを設立するかで他の州や準州との話し合いが続いている。まだすべてのハブを設立してはいない」と語っている。

 高齢者介護・障害者介護施設職員を対象とする連邦政府直営のコロナウイルス・ワクチン接種ハブの設立が遅れているため、しばしば保守連合連邦政府と対立する労働党VIC州政府は、連邦保健省副事務次官の証言より先に、「明日より、州営のワクチン接種ハブで高齢者介護、障害者介護施設の職員などを優先的に順番待ちなしで接種する」と発表している。

 連邦政府のリチャード・コルベック高齢者介護問題担当大臣は、「連邦政府はVIC州の積極的措置に感謝している」と発言した。

 しかし、連邦野党労働党のクレア・オニール影の高齢者介護問題大臣は、「今になっても完全にワクチン接種を受けた高齢者介護職員が全体の10%にしかならないというのはまったく驚く話だ。保守連合連邦政府は直ちに高齢者介護施設職員の接種計画詳細を実施に移していなければならない。この問題は緊急を要する問題なガ、スコット・モリソン政権にはまったく緊急という感覚が欠けている。高齢者施設職員の半数でも完全接種が達成できるのはいつになるのか? 4分の3が完全接種を受けるのはいつ頃になるのか? 政府は目標を明確にすべきだろう」と語っている。
■ソース
Only three out of 13 Commonwealth pop-up clinics have opened, and none in Victoria

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