NSW州保健局、コロナウイルス検査強化呼びかけ

感染力早く強いデルタ株オーストラリア侵入の危機

 メルボルンでもコロナウイルス・デルタ株がクラスターになっていたが、シドニーでも国際線航空乗務員のデルタ株が乗務員送迎リムジン運転手を通して広がっており、現在、9人が国内感染患者になっている。

 また、ウェストフィールド・ボンダイ・ジャンクション・ショッピング・センターのマイヤー・デパートではごく一瞬陽性者とすれ違った人が感染しており、以前に「インド株」と呼ばれていたデルタ株の患者は感染してから自分で感染力を持つまでの時間が短く、また、感染力も従来の株に比べて非常に強い特徴が怖れられている。

 そのため、NSW州保健局はコロナウイルス対策を強化し、検査回数を増やすことなどを発表している。

 保健局は、ウェストフィールド・ボンダイ・ジャンクションを訪れた市民には症状の有無にかかわらず検査を受けるよう呼びかけており、無症状感染者も含めてデルタ株の根絶に向けて活動を強化している。

 6月20日には新たに感染者3人を発表、総数が9人になったと発表している。また、グラディス・ベレジクリアンNSW州首相も、「20日午後4時より24日午前零時1分まで、公共空間屋内ではマスク着用を義務づける」と発表している。

 6月12日13日にウェストフィールド・ボンダイ・ジャンクションは駐車場を含めて立ち寄ったことのある人を対象にコロナウイルス検査を受けるよう呼びかけており、また、特定の日時に特定の感染のおそれのある施設に立ち寄った者は検査の他、自己待機も指示されている。

 マスク義務化が発令されているのはランドウィック、ベイサイド、カナダ・ベイ、インナー・ウェスト、シドニー・シティ、ウェイバリー、ウラーラの他、店舗、シアター、高齢者介護施設、不特定多数と接するホスピタリティ従業員などが対象になる他、大シドニー地域、ブルーマウンテン、ウロンゴン、シェルハーバーまでの地域の公共交通機関内でもマスク着用が義務化されている。

 カービー・インスチチュートのグレッグ・ドア教授は、「検査対象のネットをこれほど広げるというのも従来の措置から完全にはずれるというものではないが、検査のレベルを一つ引き上げ、人の出入りの多いショッピング・センターの通路にいた人までを含めるというのはかなり新しいアプローチと言える。ウイルスのどんな株であろうと、まだ長期にわたってウイルスが市中に出回っていない限り、アウトブレーク初期段階に『検査・追跡・隔離』制度を実施するのは効果的だ。検査を受ける人の数だけでなく、もっともリスクの大きいスポットに集中することが肝心だ」と語っている。
■ソース
State takes testing to ‘another level’ in fight against Delta COVID-19 strain

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