高齢者施設トップ、非接種職員の出勤を称賛

感染入居者の家族、施設の態度に激怒

 7月5日付ABC放送(電子版)は、シドニー都市圏北西部でコロナウイルス・アウトブレークを起こした高齢者介護施設を運営している団体のトップ、ミシェル・スローン氏が、ワクチン非接種のまま勤務している職員を称賛したと報道している。

 ボーカム・ヒルズ地区のサミット・ケア高齢者介護施設では、入居者の95%が接種済みだが、感染職員からの感染でこれまでに入居者5人がコロナウイルス陽性と判定されている。

 この施設は一部の部屋の入居費が150万ドル、その上に毎日の各種経費を請求される高級施設で、感染した5人の入居者のうち4人までがワクチン接種済みだった。

 この施設では先週にワクチン未接種の職員が検査で陽性と判定され、その後さらにもう1人の職員が陽性と判定された。

 しかも、7月4日になって、施設の職員の約3分の1しかコロナウイルス・ワクチン接種を受けていないことが明らかになった。さらに5日には施設運営団体のミシェル・スローンCOOが、「施設でコロナウイルスがアウトブレークしている時にも、未接種なのに感染の危険を冒して勤務する献身的な職員は称賛に値すると思う」と発言している。

 70代から90代までの5人の感染入居者は観察のため、ウェストミード病院に移された。

 さらに、スローンCOOは、「現時点で患者はいずれも無症状であり、病院で快適に過ごしていると伝えられている。グッド・ニュースだ」と語っている。

 また、「サミット・ケアは入居者に再度ワクチン接種を行う。一部の入居者は接種を拒否しているが、それは本人の権利だ」と語った。

 しかし、先週には連邦政府が、「高齢者介護施設職員はすべてワクチン接種を義務化する」と決定しており、スローンCOOは、「政府が高齢者施設職員の接種を義務化した6月28日まで、施設管理者は職員に対して接種を要求することもできなかったし、職員には管理者に接種済みかどうかを申告する義務さえなかった。もっと早く職員の接種義務化を決めてもらいたかった。どこの施設でも管理者は接種義務化を望んでいたはずだ」と語っている。

 病院に移された感染入居者の娘は、施設職員全員の接種ができていないことに激怒しており、「ぞっとした。両親は4月に接種を済ませており、職員も当然接種しているものと思っていた。これまでの高齢者施設での大量感染を考えればそれが当然ではないか。連邦政府は直ちに施設職員全員の接種を確認すべきだ」と語っている。
■ソース
Boss of Sydney aged care home at centre of COVID-19 outbreak praises unvaccinated staff for coming to work

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