「シドニーのアウトブレークは2週間後にピークに」

過去の事例を参考に専門家が長期的見通し警告

 現在、大シドニー地域のロックダウンは7月16日までを予定されているが、グラディス・ベレジクリアン州首相も、「延長は大いにあり得る」と語っている通り、現在、新陽性者が日毎に増えている状態で鎮静化は見通せない。

 さらに、豪国立大学(ANU)のサンジャヤ・セナナヤケ医学准教授が、「2020年以来のメルボルン、武漢、イタリア、イギリスなどでのロックダウンのデータから、陽性者発生がピークに達するまでに2週間から5週間かかる」と警告している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 セナナヤケ准教授は、「願わくば今後1,2週間の間にピークが来てもらいたい。その後は下り坂に向かうだろう。メルボルンのように大きなピークにならなければその後は急速に終息するだろう」と語っている。

 2020年のメルボルンの第二波の場合、6月に始まり、7月9日にはロックダウンに入っている。さらに8月1日にはロックダウン規制が強化され、10月後半になるまで解除されなかった。また、陽性者発生数は8月5日に1日725人を数えてピークに達している。

 2020年パンデミック開始に伴う3月23日のNSWのロックダウンの場合、3月27日に1日213人の陽性者発生でピークを迎え、ロックダウンは6週間続いた。

 セナナヤケ博士は、「アウトブレークがどれほど続くかを決める要因として、感染力を持つ時期に市中を動き回る患者の数がある。今後、2,3日中にその数は500人にもなるだろう」と警告している。

 7月12日に発表された112人のうち、少なくとも46人は感染力を持つ時期に市中を動き回っていたことが判明している。そのため、ベレジクリアン州首相も、「感染力を持つ時期に動き回る人の数をゼロに近づけない限りロックダウンを解除できない」と語っている。

 セナナヤケ博士は、「学部のモデリングでは、感染源が突き止められない感染者、感染力を持ったまま市中を動き回る感染者が2週間に100人を超えると接触追跡も困難になる。1人の感染者が10人に感染させ、若年者の場合にはさらに大勢を感染させることもあり得る。ロックダウンでその数が減ることを期待するしかない」と語っている。
■ソース
Sydney’s COVID outbreak could take two weeks to peak, expert warns

 Happy Rich Harding legal 幌北学園 Japanaroo  kidsphoto
日豪プレス 配布場所   日豪プレス 新刊発行    Oishii Japanese Restaurant Guide

新着記事

新着記事をもっと見る

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る