「規制強化で生活物資輸送に障害出る恐れも」

大シドニー地域在住貨物運転手に定期検査命令

 NSW州政府は、フェアフィールド市域居住者は、生活に必要不可欠な業務で定期的に郡部に行くことがある場合、3日に1度、コロナウイルス検査を受けなければならない。また中部海岸地域からシェルハーバー、ブルーマウンテンなどロックダウン中の大シドニー地域居住者は、生活に必要不可欠な業務で定期的に地域外縁境界線から離れた郡部に行くことがある場合には1週間に1度検査を受けなければならない。いずれも電子メールやテキスト・メッセージの形で検査証明を携帯し、雇用者や警察官の要求があった場合には提示しなければならなくなる。

 しかし、道路輸送業者団体が、「頻繁に長距離を走り回っている貨物トラック運転手が3日に1度検査所に並んで検査を受けなければならなくなると、サプライ・チェーンの大きな障害になる可能性もある」と疑問をなげかけている。

 7月14日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 また、トラック運転手が各地のサービス・ステーションのトイレやレスト・エリアで利用を断られる事件が起きており、州道路輸送業者団体のRoad Freight NSWは、「基本的人間の尊厳の問題」として抗議の声を挙げている。

 NSW州政府はこの定期検査命令を発表当日から実施に移しており、フェアフィールドでは検査を受ける人々が自動車で長い行列をつくり、交通障害になった上に、検査を受けるために数時間待たなければならない、という事態になった。

 Road Freight NSWのサイモン・オハラCEOは、「シドニー南西部、西部在住のトラック運転手らは3日ごとの検査を受けるために貴重な時間を消費し、収入も減ることになるのではないかと戦々恐々としている。陸上輸送の時間を何時間も奪われることになれば労働力が削がれ、サプライ・チェーンの障害が起き、物資やサービスに余分なコストが乗せられる結果にしかならない。パンデミックのさなかでも貨物輸送業界は社会の最前線で働き、基礎食料品や日常用品、医薬品を流通倉庫から州全域のスーパーマーケットに送り届けてきた。トラック運転手が滞りなく業務に従事できるように整え、検査のために何時間も待たなければならない事態を防ぐのが州政府の任務ではないか」と語っている。

 オハラCEOは、「コロナウイルス・アウトブレークを鎮静化する州政府の努力には全面的に協力したいが、それだけにパンデミックのさなかでもトラック運転手が安心して食料雑貨その他の生活必需品を送り届けられるように考えてもらいたい」と語っている。
■ソース
Truck drivers anxious over delays, lost income if they have to queue for COVID tests every three days

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