元労働党NSW州政府大臣2人と息子の有罪確定

バイロング・バレー炭鉱区ライセンス売買で巨利

 NSW州中西部ハンター・バレーとマッジーの中間にあるバイロング・バレーの所有牧場地に炭鉱区を設定、転売し、巨額の利益を得たとして、元労働党NSW州政権の大臣2人と大臣の息子が腐敗行為の共謀などの容疑で有罪判決を受けた。

 7月19日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 1年に及ぶ陪審員なしの長期裁判でエディー・オベイド(77)、イアン・マクドナルド(72)両元大臣とオベイドの息子、モーゼズ・オベイド(51)が有罪判決を言い渡された。

 2007年から2009年まで鉱山大臣を務めていたマクドナルド被告人が、オベイド被告人が当時所有していた牧場地に鉱区を設定、オベイド被告人は急騰した価格で所有地を転売、3,000万ドルの利益を得ていた。同鉱区は2014年に買い取った企業への補償なしで鉱山権が取り消された。

 エリザベス・フラートン判事の指揮で続けられた裁判では38人の証人、6,000ページにわたる証拠書類が提出され、判事は、2020年2月に出した判決を自らやり直した。

 7月19日、2時間にわたる判決文読み上げで、フラートン判事は、「共謀罪が成立するためには最低2人の人間が意図を共有していなければならない。マクドナルドは鉱区ライセンスを設定し、交付する過程で8件の違法行為容疑のうち5件まで現に違法行為があったと認められる。また、モーゼズ・オベイド被告人がマクドナルドの行為に直接関わり、エディー・オベイド被告人はその事実を知っていた」と語っている。

 この裁判には保釈中の被告人3人は出廷せず、また証言もしていない。裁判はコロナウイルス規制下ですべてビデオで中継された。また、この判決により、9月8日に3人に対する量刑言い渡しがある。

 ネーサン・リース、クリスティン・ケネリー両労働党NSW州首相時代に起きたこの大臣腐敗事件は労働党政権が何人もの腐敗議員・腐敗大臣を出した時期に起きており、2009年の労働党敗北以後現在まで保守連合政権が続いている。

 NSW州議会野党労働党は、「この判決は何者も法を超えることはできないことを示している。公務員に限らず、どのような職業にも腐敗が許される余地はない」との声明文を発表した。
■ソース
Eddie Obied, Ian Macdonald, Moses Obeid found guilty of mine licence conspiracy

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