コロナウイルス・デルタ株、シドニー都市圏西部に波及

新たに陽性者110人、他の地域でも陽性者

 7月21日付ABC放送(電子版)は、シドニー都市圏の陽性者発生地点が南西部からさらに西部にも広がっていることを伝えた。

 7月20日午後8時までの24時間に新たに110人が陽性と判定され、うち29人がシドニー都市圏西部の住民だった。その地域は健康脆弱者として接種も優先されている先住民族コミュニティがあるが、先住民族の間には反ワクチン・デマが流れており、コミュニティ・リーダーらも接種説得にあたってきた。

 110人のうち50人は南西シドニー保健管区在住者で、また、29人は西シドニー保健管区在住者となっている。NSW州保健局のジェレミー・マカナルティ健康保護部長は、「シドニー都市圏東郊から始まったコロナウイルス・アウトブレークは都市圏南西部のフェアフィールド、リバプール、カンタベリー=バンクスタウン自治体地域に広がり、さらにシドニー都市圏西部に移る気配を見せている。市民は警戒を怠らず、少しでも症状を感じたら検査を受けに来てもらいたい」と語っている。

 また、110人のうち、43人は感染力のある時期に自宅を抜け出して市中を移動しており、17人は感染力のある時期の一部期間だけを自宅待機していた。

 7月21日、記者会見に立ったグラディス・ベレジクリアンNSW州首相は、7月30日のロックダウン解除の見通しについて、「この先でどうなるかについて今は何も言わない方がいいだろう。新陽性者数の推移、感染経路の実態などが週末から来週初めにかけてはっきりしてくれば7月末の見通しも確実になってくる」と語った。

 ペンリスの大西シドニー地域アボリジニ健康クリニックは約8,000人の地域先住民族と非先住民族患者の世話をしており、所長のカイリー・マコーリー氏は、アボリジニ、トーレス海峡諸島民族住民にワクチン接種を受けるよう呼びかけており、16歳以上の先住民族は現在ファイザー・ワクチン接種を受けることができるが、同氏は、「先住民族住民の間にはアストラゼネカ・ワクチンに対して不安とためらいが強かった。ファイザーを使えるようになったので受ける人も増えてきた。長引くロックダウンの影響が心配だ。失職者が増えると経済的に困窮し、それが社会的関係に影響し、さらに心理的にも影響してくる。心理的にその日暮らしの人も多く、クリニックは住民がこのコロナウイルス蔓延を生き抜くようできるだけのことをしなければならない」と語っている。
■ソース
Western Sydney residents urged to be ‘vigilant’ as COVID-19 Delta strain cases hit the region

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