シドニー地域でさらにコロナウイルス患者2人死亡

30代女性の死亡例に若年者にも警告

 7月25日付ABC放送(電子版)は、NSW州で7月24日午後8時までに新たに141人が陽性と判定されたと伝えている。

 また、70代と30代の女性が亡くなっている他、10代の患者もICUに収容されるなど、コロナウイルス・デルタ株の感染力、重症化が目立っているだけでなく、これまでの株と異なり、若年者の感染率・重症化率も懸念され、NSW州保健当局は若年者に向けて警戒を呼びかけている。

 亡くなった30代の女性はシドニー都心在住者で、基礎疾患もなかったが、24日夜にロイヤル・プリンス・アルフレッド病院で亡くなっている。また、シドニー都市圏南西部在住の70代の女性もキャンベルタウン病院で亡くなっている。

 6月にボンダイ在住者1人から始まったコロナウイルス・デルタ株アウトブレークではNSW州内だけで8人が死亡している。

 ノーベル受賞者で、メルボルンのピーター・ドハティ研究所の免疫感染症専門家、ピーター・ドハティ教授は、「コロナウイルス新種は以前のような高齢者感染症ではなくなっている。若い女性が亡くなるというのは気の毒なことだが、このデルタ株が若い世代にも危険な感染症になっていることを示すものだ。若い人達ももうコロナウイルスは大丈夫だと考えてないでもらいたい」と語っている。

 141人の新陽性者のうち、38人は感染力のある時期に外出して市中を移動して回っており、さらに24人は感染力のある時期の一部期間に市中を移動して回っていた。

 州保健局のドクター・ジェレミー・マカナルティは、「NSW州内のICUに収容されているコロナウイルス患者43人のうち、10代が1人、20代が7人、30代が3人、50代が14人、60代が12人、70代が6人となっている。もうすべての年齢層が感染する非常に深刻な疾患になっている」と語っている。

 また、ドハティ教授も、「コロナウイルス患者はICUから解放されても、心臓や肺に損傷を受けているため、元通りの元気な体には戻らない」と警告している。

 豪医師会NSW州支部のダニエル・マクマレン会長は、「若い患者の声をたくさん聞いてきた。コロナウイルスの怖さを知っている若い人達に与えるファイザー・ワクチンが足りないというのは残念なことだ。若い日もアストラゼネカ・ワクチン接種を考えてもらいたい」と語っている。
■ソース
Young people warned after COVID-19 death of Sydney woman in her 30s

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