「ブースターなければ医師、看護師の感染必至」

大手民間医療機関が連邦政府に書簡

 国内の医療従事者は最優先でコロナウイルス・ワクチン接種を受けたが、ワクチンの免疫効果が時間とともに薄れてくることは以前から指摘されている。そのため、デルタ株蔓延が続けば、医療従事者は弱ったワクチン効果のまま患者に接するようになる可能性がある。

 8月31日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、大手民間医療機関が連邦政府の首相と保健相に書簡を送り、医療従事者にブースターとして3回目の接種を提供するよう要求したと報道している。

 カソリック・ヘルス・オーストラリアは、スコット・モリソン首相とグレッグ・ハント保健相に宛てて、10月から医療従事者を対象にコロナウイルス・ワクチン・ブースター接種を始めるよう要求し、また、豪州予防接種技術諮問グループ(ATAGI)に対しても、緊急にブースターの効果の証拠を喫緊に審査するよう求めている。

 連邦政府は、来年からブースター接種開始の予定でファイザー社とモデルナ社のワクチンを合計8,500万用量注文している。これまでのところ、1,940万回の接種作業が済んでおり、16歳以上の成人の35%が完全接種済みと考えられている。

 カソリック・ヘルス・オーストラリアのジェームズ・ケンプ衛生政策部長は、現在のワクチン接種キャンペーンに失敗して身動き取れなくなる可能性はいくらでもあるが、免疫危機は急速に迫ってきていると語った。

 ケンプ衛生政策部長は、「2回のワクチンによる免疫効果が接種から8か月で徐々にかつほぼ完全に姿を消してしまうという明確な証拠が現れている。従って、2021年2月に接種した医療従事者は10月にはほぼ完全に免疫効果を失うことになる。その結果、医師、看護師、老人介護施設などの職員は無防備なまま医療行為を行わなければならなくなる」と述べている。
■ソース
Doctors and nurses will be ‘sitting ducks’ without booster shot plan

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