NSW、新たに1,599人が陽性判定

未接種基礎疾患の患者8人死亡

 9月11日付ABC放送(電子版)は、NSW州政府の発表として、9月10日午後8時までの24時間に新たに1,599人がコロナウイルス陽性と判定されたと伝えている。NSW州はコロナウイルス新陽性者記録を連日更新しており、既に国内の州、準州のこれまでの発生記録を上回る最悪記録を続けている。

 また、8人が亡くなったと伝えている。亡くなった8人はいずれもワクチン接種を受けておらず、また基礎疾患を抱えていた。

 水泳とサーフィンを趣味とするトニー・アボット元連邦首相は、マンリー・ビーチでマスクをせずに歩き回っているところを一般市民が撮影通報し、警察から$500の罰金通告書を受け取るという珍事も伝えられている。

 シドニー都市圏西部の30代の男性1人と同都市圏南西部の40代の男性は自宅で亡くなっており、死後の検査でコロナウイルスに感染していたことが明らかになった。ブラッド・ハザード保健相は、「かなりの重病になっても検査も医師の治療も検査も受けようとせず、手遅れになって自宅で亡くなる人が増えている。ウイルスの感染が既成の社会の不平等をあからさまにしている。一部の人は病気になって失業し、収入を断たれることを怖れる余り、検査を受けようとせず、手遅れになってしまう。お願いだから生き延びてももらいたい。連邦政府も州政府も困窮者への経済援助制度を用意しているから、受けてもらいたい」と語った。

 現在、NSW州内の病院ではコロナウイルス患者1,164人が入院しており、221人がICUに収容され、94人が酸素吸入装置を着けている。入院患者、ICU、酸素吸入装置、いずれの数字も連日少しずつ増えており、ベレジクリアンNSW州首相は、「入院患者は10月には最悪になるだろう」と語っていた。

 州保健局のジェレミー・マカナルティ局長は、「新陽性者のかなりの部分が相変わらずシドニー都市圏西部、南西部で占められている」と発言し、また、ネピアン・ブルーマウンテン保健管区は、「アパートメント・ブロックでは緊密な隣人関係があり、互いに行き来するため、ブロックの居住者全員を濃厚接触と見なさざるを得ない状態だ」と発表している。

 ベレジクリアン州首相が、9月13日から午前11時の定例記者会見を中止すると発言したことに対して、「日毎に感染者が増えている時に州民に対する侮辱だ」との批判が出ている。これに対してハザード大臣は、「1日1時間の記者会見のために10時間前後の準備時間を使っている。州首相や保健相はその時間をもっと有効に使うことができる」と反論している。

 NSW州はこれまでに16歳以上の人口の77%が少なくとも1回はワクチン接種を受けており、また44.5%は2回の完全接種を受けている。しかし、ファイザー・ワクチンの供給が滞っており、18歳未満の接種が遅れがちになっている。
■ソース
NSW records 1,599 COVID-19 cases as Health Minister urges people not to suffer silently

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