NSW州首相「来月社会開放すれば感染者急増」

1日の新陽性者、8月27日以来初の1,000人未満

 9月20日午前11時のコロナウイルス記者会見に立ったグラディス・ベレジクリアンNSW州首相は、「19日午後8時までの24時間の検査で935人がコロナウイルス陽性と判定され、また4人が亡くなっている。久しぶりに新陽性者数が1,000人を下回ったことは喜ばしいことだが、10月に入って規制を緩和し、州社会を開放すれば感染者が急増し、医療体制に重圧がかかることになる」と語っている。2020年3月のパンデミック宣言以来、NSW州のコロナウイルス死者は301人にのぼっている。

 同日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 また、「今回のアウトブレークも峠を越えた可能性があるが、まだそう宣言する用意はない。さらに10月には再び患者が急増し、州の医療体制に重圧がのしかかることが考えられる」と語った。

 カウラでは児童1人が陽性と判定されたため、9月20日午後5時からロックダウンに入っている。

 また、州北部では9月18日にシドニーから来た人が陽性と判定されたが、この人は9月20日までの感染可能な時期にバイロン、バリナ、ツイードを移動していた。NSW州北部地方保健管区のリン・ウイアCEO代理は、「この人物は9月18日にバージン航空VA1141でシドニーからバリナに到着している。同フライトの乗務員と乗客全員に通達し、検査を受け、結果が出るまで自己隔離するよう指示した」と語っている。

 また、ベレジクリアン州首相は、「たとえ今後新陽性者が減っていっても、ICUに収容される患者やコロナウイルス感染症死者は今後も増え続けることが予想される。パンデミックの現段階では新陽性者数はそれほど問題ではなくなっており、大シドニー地域の規制を緩和すれば感染者も再び増えていく。しかし、大部分の人が接種済みになれば感染そのものは重大ではなくなる。社会を開き、国境を開いても安全に安心してデルタ株と共存できるようになる。怖れることなく社会全体が漸進していかなければならない」と語っている。

 また、「10月に患者が増えれば医療体制は現在の3倍のキャパシティで活動しなければならなくなる。これまでに見たことのないような状況になるだろう」と語っている。

 また、ケリー・チャント主席医務官も、「陽性者発生が峠を越えた可能性はあるが、まだ油断するわけにはいかない」と語っている。
 現在、NSW州ではコロナウイルス感染症で1,207人が入院しており、うち236人がICUに収容され、うち123人が酸素吸入器を着けている。
■ソース
Premier warns COVID-19 cases will ‘go through the roof’ when state reopens as NSW records 935 new infections

 CJM Lawyers  Harding legal 幌北学園 kidsphoto nichigowine
日豪プレス 配布場所   日豪プレス 新刊発行    Oishii Japanese Restaurant Guide Covid-19 最新情報

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL


新着イベント情報

新着イベントをもっと見る