VIC州政府、州都建設現場に作業停止を命令

労組建設労働者グループ、本部で暴れる

 9月20日、メルボルン市内エリザベス・ストリートの建設林業海運鉱山エネルギー労働組合(CFMEU)本部前でCFMEU加盟建設労働者約500人のグループが暴れ、ジョン・セツカ書記長に物を投げるなどした上、さらに本部建物に向けて更に物を投げたため、同日、VIC州政府は安全のため、メルボルン都市圏及びロックダウン中の地方自治体域の建設現場に2週間にわたる作業停止命令を出した。

 同日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 この暴動について、労組幹部らは建設労組員内の過激派の煽動によるもの、と極右系の反ワクチン・反ロックダウン派を非難しており、一方、建築業界団体は、建設業界に対するダニエル・アンドルーズ労働党政権の態度を非難している。

 500人の建築労組員グループは、VIC州政府が、建設労働者に対して9月23日までに少なくとも1回はワクチン接種を受けることを義務づけていることに抗議してCFMEU本部に押しかけたもので、本部前で説得に当たったセツカ書記長に物を投げるなどしたため、本部職員がセツカ書記長を建物内に避難させたが、建設労働者グループの一部がなおも建物に向けて暴れたため、VIC州警察が出動し、数人を逮捕している。

 ごく少数の労働者が建設現場に立ち入り、建設現場を安全に閉鎖する作業を行うことが認められた。ただし、2週間未満の作業再開は建設労働者が公衆衛生命令遵守を証明した場合にのみ認められることになる。

 ティム・パラス労使関係担当大臣は、「建設労組員の中に素行不良な者がおり、今回の事態になった。規則を守れなければ政府は処分をためらわない。建設業界全体に規則に対する不服従が広まっており、そのため、政府はVIC州民全員を守るために必要な措置を取っている。1週間前に業界全体に警告しておいた。現場でも路上でも不適切な行動が目立っていた」と語っている。

 ブリジット・バレンス影の産業相は、「問題のあるところだけに対処すればいいのであって、業界全体を停止するのは間違っている。大げさな対応は大勢の州民を失業に追い込み、何十億ドルもの損失を与えるだけだ。ごく少数の不心得者のために業界全体を処罰するべきではない」と政府を批判している。

 サリー・マクマナス豪労働組合評議会書記長は、「労働者の群衆に紛れ込んでいる過激派や陰謀論者らが暴力を引き起こし、仲間の生命を危機に陥れている。この事件は外部の人間が企んだ事件だ。週末に反ロックダウン騒動を起こしたのと同じ連中がCFMEU本部前でも騒ぎを起こした。どのような業界もシャットダウンは避けたいが、現在はパンデミックであり、建設現場の安全と衛生を保つことができなければシャットダウンもやむを得ない」と語っている。

 建築労組上部団体のVictorian Building Industry Group of Unionsは、「建設業界の労働者は自発的に高い接種率を達成することができる。州政府が接種を義務づけたことは多くの労働者を反ワクチン運動に追いやる結果になった」と声明を発表している。
■ソース
Victorian government to shut down construction industry after clashes at CFMEU office

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