NSW州、未接種者数は60万人から次第に縮小

郡部の低接種率が州全域規制解禁の妨げに

 10月12日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、NSW州全域の接種率の偏りを伝えている。NSW州政府は州民の接種率向上で2回目の規制解除を1週間前倒しにすることも検討しているが、まだまだ一部の郡部の接種率が低いことから都市住民の郡部への旅行を解禁することにはためらいがあるとされている。

 現在、接種率の低い地域として、シドニー・インナー・シティ、州最北地域、南西部のリベリナ地域などが指摘されている。

 NSW州では16歳以上の人口の90.7%が最低1回のコロナウイルス・ワクチン接種済みで、2回の完全接種率は75.2%にのぼっており、次の規制緩和は接種率80%達成後の月曜日とされていることから、現在予定の10月25日から1週間前倒しされ、10月18日になる可能性がある。

 しかし、州政府は、郡部過疎地の接種率が低いことから、その地域の接種率が引き上げられるまで、完全接種済み都市部住民の郡部への旅行を規制すべではないかとの懸念が続いている。

 NSW州内では総数で16歳以上の人口のうち、605,000人強がまだ未接種で、そのうち490,000人が50歳以上で占められている。

 現在、16歳以上の人口に対する接種率が最も低い地域は州南西部リベリナ地域のエドワード・リバー自治体域で、最低1回の接種率が62.7%、次いでシドニー市の72.7%、バイロンの75.7%、ランドウィックの79.2%となっている。ただし、シドニー市の2つの地域には大学があり、接種率の母集団となる学生住民は2019年のデータを取っているため、現在、学生がこの地域にいないことが低接種率の原因ではないかとされている。

 シドニー市周辺では、インナー・ウェストが81.7%、ノース・シドニー83.9%、ウェバリー84.1%、カナダ・ベイ84.4%、ベイサイド、ハンターズ・ヒル、ジョージズ・リバー、ウラーラ、ライドなどが平均を下回っている。

 また、先住民族の保健を担当するNational Aboriginal Community Controlled Health Organisationのジェーソン・アゴスティーノ主任医療顧問は、「州のアボリジニ・トーレス海峡諸島人の接種率は州人口平均を下回っており、12歳以上の人口の1回の接種率は74%、2回の完全接種率は54%に留まっている。当初はワクチン不足だったが、現在は人手不足で接種が進まない。担当者は戸別訪問で接種を呼びかけている」と語っている。
■ソース
More than 600,000 yet to get a jab: The NSW areas with the lowest vaccination rates

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