「マガイア議員との関係を汚職調査で初めて知る」

前NSW州首相の主席補佐官がICACで証言

 10月26日付のABC放送(電子版)は、現在、グラディス・ベレジクリアン前州首相に背任行為があったかどうかを調査しているNSW州腐敗摘発独立調査委員会(ICAC)の証人席に座ったセーラ・クルックシャンク元主席補佐官が、「自分がベレジクリアン前州首相の主席補佐官をしていた時期には前首相と、腐敗行為が暴露されて辞職したダリル・マガイア元ワガワガ選挙区選出自由党州議会議員との男女関係を知らなかった。2018年7月にマガイア氏自身がICACの証言席に座り、ベレジクリアン前州首相との関係を告白した日に初めて知った」と証言した。

 また、クルックシャンク氏を継いでベレジクリアン前首相の主席補佐官に就任したニール・ハーリー氏は、「ベレジクリアン氏は、マガイア前議員との関係は昔の話で、州首相に就任した頃にはすでに関係を清算していたと語っていた」と証言した。実際にはベレジクリアン氏が州首相になった後も、マガイア氏との関係が続いていたとされている。

 このICACの調査では、マガイア元議員の選挙地盤ワガワガで出されていた2スポーツ施設の改修計画に州からの助成金が交付されたことについて、マガイア氏と男女関係のあったベレジクリアン前州首相がどのように関わっていたかが問題になっており、これまでに証人席に座った証人のほとんどが「州首相は男女関係があったことを当時に明らかにしておくべきだった。そうすれば、助成金交付問題の結果も変わっていたはず」と証言していた。

 ベレジクリアン前州首相自身は10月29日から11月1日まで証人席に喚問されることが予定されている。

 2020年にクルックシャンク氏の後を継いだハーリー氏は、「ベレジクリアン氏とマガイア氏との関係を知ったのは、ベレジクリアン氏が証言席で告白した時だった。ベレジクリアン氏は自分のことを話さない人だし、マガイア氏との関係もプライベートな問題だと思っていたから話題にすることもはばかられた。ただ、当時、すでに2人の関係は終わってたいたような印象だったが、結局、かなり最近まで続いていたと知ることになった」と語っている。

 さらに、「当時、もし、州首相とマガイア議員との関係が明らかにされていれば、リベリナ音楽コンサーバトリウムへの交付金もそれなりに適切な扱いを受けていたはずだ」と証言している。

 10月25日にはジョン・バリラロ前副州首相が証人席に座っており、「ベレジクリアン元財相(当時)のボーイフレンドだったダリル・マガイア氏はワガワガの豪クレー射撃クラブから出されていた政府助成金交付を執拗に追っており、やっかないほどだった」と証言している。
■ソース
Gladys Berejiklian former staffer says she learnt about Daryl Maguire relationship during a 2018 ICAC hearing

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