ATAGI、ブースター間隔変更の必要なしと判断

オミクロン株感染者増加で一部には危機感も

 12月3日付ABC放送(電子版)は、豪州予防接種技術諮問グループ(ATAGI)が、コロナウイルス・オミクロン株がオーストラリア国内で徐々に感染者を増やしているが、完全接種者の2回目の接種からブースターまでの期間を短縮する必要はないと結論したことを伝えている。

 ATAGIは、完全接種とブースター接種との間隔を短縮してもオミクロン株に対する防御が強化されることはないと判断し、その結果、ほとんどの人の場合、2回目の接種とブースター接種との間隔はこれまで通り6か月が推奨される。

 連邦のポール・ケリー主席医務官は、「ATAGIは、2回目接種とブースター接種との間隔を短縮すべきかどうかを検討するため、世界各国のデータを検討した。ATAGIの報告をそのまま引用すれば、『現在のコロナウイルス・ワクチンで早めにブースター接種すればオミクロン株に対する防御が強化されるという証拠は見られなかった』としている。ただし、免疫不全を抱えている人々については、2回目接種とブースター接種との間隔を最低2か月に短縮することも可能だとしている。それ以外の人口一般については従来の6か月という間隔に変更はない」と語っている。

 さらに、「モデルナもファイザーも、オミクロン株の発生に対応し、ブースター接種ワクチンの改良を検討している。しかし、今後も感染力の強さなどオミクロン株に関する情報が現れてくる。南アフリカではオミクロン株がデルタ株を退けて主流になってきているが、これまでのところ、オミクロン株がデルタ株などこれまでの株に比べて重症化するという証拠は見られない。南アフリカの一つの州では入院化が増えているという報告もあるが、入院患者の場合でもオミクロン株感染者が従来の株よりも重症化するという証拠は見つかっていない」と語っている。

 さらにケリー主席医務官は、「オミクロン株は南アフリカでも出現から2,3週間しか経っておらず、従って入院化や感染死亡にも時間のずれがある。そこで、私達としては警戒しつつも楽観的に考えていいと思う。それでももっと情報が必要になる」と語っている。

また、政界引退を発表したグレッグ・ハント保健相は、高齢者介護施設やコロナウイルス検査など様々なコロナウイルス対策のため、新たに5億4,000万ドルを支出すると発表している。ただし、その内訳はまだ明らかにされていない。
■ソース
ATAGI recommends no change to COVID vaccine booster program amid Omicron variant

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