東京2020オリパラ・オーストラリア人選手にインタビュー

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念レセプション
オーストラリア人選手にインタビュー

東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念レセプション
東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念レセプション

2021年11月30日、在オーストラリア日本国大使公邸で2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念レセプションが開催された。会場には、東京オリンピック・パラリンピックに参加したオーストラリア人選手及び関係者が約50人集まった。同レセプションに参加した選手5人にインタビューした内容をお届けする。

ボート・男子フォア金メダル
アレクサンダー・パーネル(Alexander Purnell)選手

ボート・男子フォア金メダル・アレクサンダー・パーネル(Alexander Purnell)選手
ボート・男子フォア金メダル・アレクサンダー・パーネル
(Alexander Purnell)選手

── 東京オリンピックでの金メダル獲得おめでとうございます。新型コロナウイルスの影響で開催が1年延期となり、異例のオリンピックとなりましたが、パーネル選手にとってどのような大会でしたか。

オリンピックに参加した選手みんなが大変な思いをしたと言えるので、まずは選手としてその場に参加できたことが光栄でした。私自身も他の全てのアスリートも、この大会のために4、5年、あるいはそれ以上の努力をしてきたと思います。そして自分の国を代表する機会を得たということは、私たちにとって大きな意味がありました。ですから、私たちをホストしてくれた日本政府、IOCにとても感謝しています。すごく楽しい時間を過ごしました。コロナ禍という条件の中、私たちはすばらしい経験をすることができたと感じます。

── 今回の大会で一番大変だったことは何ですか。

安全を確保することだったと思います。私たちアスリートは、健康を保ちながら、競技のために最善を尽くす必要がありました。たとえエキサイティングな状態になったとしても、競技前と競技中は本当に自身の健康を優先する必要がありました。それは私たちがかなり長い間努力してきたことなので、おそらく最大のチャレンジだったと思います。

── 選手村での思い出はありますか。

私は、オーストラリア選手団向けの選手村に滞在していました。そこは本当にすばらしい雰囲気でした。自分たちよりも先に競技をしたオーストラリア人のメダリストが私たちのパフォーマンスを高めてくれました。また、他の国のアスリートを見ることができた点も良かったです。テレビで他の競技を視聴し、競争し、同じエリアにいることは非常に特別なことでした。誰もがすばらしい時間を過ごしたと思います。そして、私たちは間違いなく皆さんの期待を上回ることができました。

── 東京では、選手村以外でどこかに訪れましたか。

残念ながらレースの5日前に訪れ、女子のレースの後3日後には帰国しなければならなかったことに加え、コロナ禍での開催だったため周囲を観光することはできず、どこにも行けませんでした。もし次にまた東京に行くことができたら、その時は今回とは異なり、観光できると思います。

空手組手75キロ級
八尋恒存(ヤヒロ・ツネアリ)選手

八尋恒存(ヤヒロ・ツネアリ)選手
空手組手75キロ級・八尋恒存(ヤヒロ・ツネアリ)選手

── コロナ禍で1年延期という形で開催された今回のオリンピックは、アスリートの方々にとって非常に大変だったと思いますが、オーストラリア代表として同大会に出場した八尋選手が、最も苦労した点は何ですか。

開催が延期になってからのモチベーションの維持に時間が掛かった選手が多かったと思います。幸い、自分は最終選考がまだ行われていなかったので、内定が無い状態だったためモチベーションの維持はできました。しかし、練習環境への影響がありました。日本では、通常近畿大学を拠点に練習をさせてもらっていたのですが、それができなくなってしまったので大変でした。

── 選手村で印象に残った出来事はありますか。

ボランティアの方々に本当に親切にしてもらいました。道を歩いていたら必ずあいさつしてもらいましたし、みんな笑顔で、何かあったらすぐに手伝ってくれました。他のオーストラリア代表選手も同じようなことを言っていました。選手村の設備が整っていたことや食堂のご飯がおいしかった点はもちろん、ボランティアの方々との絆を感じれたのが良かったです。

── 今後の目標について伺えますか。

空手は、オリンピックで一旦一区切りにしようと思っており、次に自分がやりたいと思える何かを見つけて、次はそれで1番を目指したいと思います。空手とは全く異なりますが、良い縁があって、ベトナムの投資などを扱う仕事が決まっています。

パラ男子陸上100m銀メダル、男子陸上400m金メダル
James Turner(ジェームズ・ターナー)選手


パラ女子走り幅跳び(T64)
Sarah Walsh(サラ・ウォルシュ)選手

Sarah-Walsh(サラ・ウォルシュ)選手
パラ男子陸上100m銀メダル、男子陸上400m金メダル・James Turner(ジェームズ・ターナー)選手 / パラ女子走り幅跳び(T64)・Sarah Walsh(サラ・ウォルシュ)選手

── パラリンピックで東京に訪れた際の感想をお聞かせください。

前回出場したリオ大会(2016年)とは明らかに状況が異なっていましたが、国の代表として戦い、日本という国でプレイできたことに気持ちがたかぶり、幸せを感じました。とても感謝しています。(ウォルシュ選手)

非常にすばらしかったです。全世界がコロナウイルス感染拡大に苦しむ中、日本の皆さんが私たち選手を歓迎してくれて本当に良かったです。(ターナー選手)

── 選手村はいかがでしたか。

一番印象的だったのは、選手村の日本人ボランティアの方々が世界中のアスリートをサポートしているのを目にしたことです。彼らは毎日、懸命にアスリートを支えていました。(ウォルシュ選手)

その通りですね。私も滞在中、ボランティアの方々に助けられたことが何度かありました。小さなカートに飛び乗って、トレーニング後、私を選手村の建物に送ってくれたりしました。日本の皆さんが私たちのためにしてくれたこと全てに本当に感謝しています。(ターナー選手)

── パラリンピックという大きな目標を成し遂げましたが、次の目標は何ですか。

来年、「神戸2022世界パラ陸上競技選手権大会」が開催されるので、そこでまた日本を訪れることが目標です。私たちは東京が大好きですが、神戸に行くのもとても楽しみにしています。
(ウォルシュ選手)

パラ女子陸上車いす100m、400m、800m
アンジェラ・バラード(Angie Ballard)選手

アンジェラ・バラード(Angie-Ballard)選手
パラ女子陸上車いす100m、400m、800m・アンジェラ・バラード(Angie Ballard)選手

── これまでのパラリンピックと異なり、コロナ禍で1年延期されての開催でしたが、バラード選手にとってどのような大会になりましたか。

大会が無事に行われるか、大会が開催されても無事に終わるのか不確実でしたが、東京に行くことに対しすごく興奮しました。みんなが自分に期待してくれていたので、良い成績を残せなかったのは残念でした。

── 選手村で何か思い出はありますか。

オーストラリア・チームはできるだけ選手村にとどまっていました。PCR検査も毎日受けていました。新型コロナウイルスに感染した人と同じレースに出た場合、その後のレースに参加できない可能性がありました。ですから、選手村内にある小さな食堂エリアにしか行くことがでず、日本を旅行することができませんでした。私は、2015年に日本を旅行したことがあります。またさまざまな場所を巡りたいです。来年、「神戸2022世界パラ陸上競技選手権大会」が行われるので、その大会に出場しチャンピオンになることが目標です。

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