AGLが炭層ガス開発事業方針変更

NSW、QLDのガス・プロジェクト放棄

 2月4日、大手ガス企業のAGLがQLD、NSW両州の天然ガス・プロジェクトを放棄することが明らかになり、地元反対派は、「これで不安が取り除かれた」と祝っている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同社は、事業を検討した結果、「地下資源価格があまりにも不安定であり、さらには開発の準備期間が長すぎることなどを理由に、「天然ガス資産を当社の基幹事業から外した」と発表している。

 また、NSW州ニューカッスルの北、地元民の反対の強かったグロスター・ガス・プロジェクトについても、300本のガス井を申請していたが、ウォキボリー試掘井のガス流量データや経済モデルなどを検討した結果、残念なことに約10億ドルの投資に対する収益としてはまったく不十分だった。NSW州のガス資産を畳むのは当社としても苦しい決断だったとしている。

 AGLは国内第二のエネルギー小売企業で、資産を6億4,000万ドルほど減らすことになるが、2016年の収益全般にはほとんど影響を及ぼさないとしている。アンディ・ビージーCEOは、「試掘井のモデリングで、採掘可能なガス量は必要量を20%下回るものだった。2月16日にグロスターのタウンホールで地元公聴会を開くことになっているが、今回の決定に加えて用地の修復についても発表する予定だ」と語っている。加えて、QLD州のモランバとスプリング・ガリーの天然ガス資産も売却を考えているが、市場状況を考えれば売却には時間がかかるだろうと見ている。また、シドニー首都圏南西部のキャムデン・ガス・プロジェクトも予定を12年早めて2023年には生産を終了するとしている。

 AGLでは、従来の住宅、中小事業者向け小売りガス事業には変更はない。ギップスランド・ガス田合弁との契約、VIC・NSW州間のイースタン・ガス・パイプライン拡張計画などがあり、ガス供給は十分にあると発表している。
■ソース
AGL pulls out of CSG plan in Gloucester as NSW and Queensland projects are abandoned

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