豪のゴム製品メーカー、アンセルがコンドーム部門売却

80年の歴史に幕、中国コンソーシアムに8億ドルで

 オーストラリア国内でゴム手袋その他のゴム製品のメーカーとして知られる企業のアンセル社が、80年間続いたコンドーム部門を中国企業コンソーシアムに8億ドルで売却すると発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 8億ドルの売却収入は同社株式の10%を買い戻すことに充てられる。この売却は過去何ヶ月かにわたって計画されており、アナリストの予想では売却額も5億ドルから10億ドルまで幅広かったが、上限近くでの売却となった。買収したのは中国のHumanwell Healthcare社と大手コングロマリットのCITIC社のコンソーシアム。

 アンセル社のSexual Wellness部門は、コンドーム、リューブカントその他を手がけており、オーストラリア国内での事業は、創始者のエリック・ノーマン・アンセル氏が、オーストラレージア・ダンロップ社で経験を積んだ後、会社を設立した1929年の世界大恐慌期に始まる。

 製品もコンドームから始まり、後にガス・マスク、気象観測気球なども手がけ、使い捨てラテックス・グローブの大量生産では誰にも先駆けている。

 1969年には同社はアンセル氏の元雇用者であるダンロップ・オーストラリア社が買収したが、2001年には負債を抱えたパシフィック・ダンロップ社から再び独立し、各種ゴム製品のメーカー兼小売りビジネスとして発展した。

 「Sexual Wellness」部門は、2016年には売り上げ1億9,000万ドル、税引き前で3,800万ドルの利益を出している。

 ASXに提出した報告書によると、同社は、10%の株式を買い戻し、同社の基幹部門である医療・産業用ゴム製品に専念することになっている。
■ソース
Ansell sheds its condom business in $800m deal with China

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