シドニー都市圏の雹嵐、自動車損害保険金巨額に

1999年以来最大の被害で大災害の宣言も

 12月20日、シドニー都市圏を襲った午後の猛烈な雹の嵐は一般的なパチンコ玉大から一部の地域に降った直径8cmの氷の玉まで各所で自動車のボディや窓ガラスを破損させ、遂に「大災害」が宣言された。

 この雹で自動車の窓ガラスが割れたり、ボディにたくさんんの凹みができるなどしており、保険企業各社には合計何千万ドルもの保険金請求が行われると予想されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 また、「大災害」宣言が出されたことにより、保険会社各社はシドニーの雹被害を優先的に処理していくとしている。

 この「大災害」は、損害総額が何千万ドルもの額にのぼる時に全豪保険業者会議(ICA)が宣言することになっている。

 また、この雹嵐は、大陸熱帯地域の湿った空気を吸い込んで発達し、やがて高緯度地域に移動し始めた後、その地域の低気圧が引き金になって凍った氷の粒が何度も上下する内に次第に氷の粒を集めて雪だるま的に膨れあがっていき、ある程度まで大きくなると上昇気流も支えきれなくなって降ってくる。

 シドニー北部クリンガイのベロウラでは直径8cmの雹が降ったと報告されており、シドニー都市圏南西部のキャブラマッタやシドニー市内サリー・ヒルズでは直径4cmの雹が報告されている。

 気象学研究者のジョーダン・ノタラ氏は、「5cm以上の巨大雹はスーパーセル雷雨で発生する。夏場にはNSW州全域で毎年のように発生するが、今回のストーム・セルはシドニー地域に限って繰り返しかなり大きく発達している」と述べている。

 シドニー地域ではICAは1999年4月の雹嵐の損害を17億ドルと推定している。また、QLD州ブリスベン市では2014年11月にスーパーセル嵐に襲われ15,000台の車が総額10億ドルの被害を受け、3,500台が廃車になっている。
■ソース
Sydney hailstorm declared a catastrophe as damage bill set to climb

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