空港駅改札機改造でオパール・カード不正乗車完封

料金不足のカードには構内機械でチャージの指示

 シドニー鉄道の空港2駅で下車する場合には、オパール・カード残額が乗車駅から同駅までの乗車料金を上回っていれば下車でき、本来上積みされる空港駅利用料金はカードの自動チャージ後に差し引かれる方式になっている。ところが、この徴収方式を悪用して無記名のオパール・カードで乗車料金だけを支払い、そのままオパール・カードを捨ててしまう不正乗車が跡を絶たず、損害総額は780万ドルにのぼるとされている。

 この問題は以前から指摘されていたが、このほどようやく空港2駅の自動改札機を改造し、乗車料金プラス空港駅利用料金がオパール・カード残額を超えている場合、プラットフォーム内に設置された機械でカードにチャージしない限り改札機を抜けられないようになる。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 オパール・カードと自動改札機はキュービック社が扱っており、国内空港、国際空港2駅では2019年1月7日より新制度に変わる。

 先に州会計検査院が、この料金徴収制度の不備を指摘し、損害額は2014年以来780万ドル、2017年7月1日から2018年6月30日までの期間には380万ドルにものぼることが明らかにされた。

 シドニー鉄道の乗車料金は距離制だが、シドニー空港2駅で下車する場合にのみ空港利用料金が上乗せされピーク時間帯には乗車料金と合わせて最低でも$18.70になる。この高額の空港利用料金のため、空港駅利用者は少なく、労働党は空港利用料金引き下げを公約している。

 アンドリュー・コンスタンス運輸相は、「不正乗車を防ぐことで増収額をさらに公共交通機関に投資することができる」と語っている。

 これまでにも不正乗車防止策として、クレジット・カードから直接乗車料金を徴収する自動改札機の開発、空港駅でのオパール・カード購入では最低額が$35になることなどが挙げられている。

 マイナス残額のオパール・カード枚数は2017年7月1日の777,000枚から2018年6月30日の110万枚に大きく増えており、所持者がそのカードにチャージしない限り回収はできない。
■ソース
Opal fare evaders exploiting $8m loophole to be stopped

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