アイタ・バットローズ氏、ABC放送新会長候補に

オーストラリア出版界の第一人者

 女性雑誌「クレオ」の創刊編集長を務め、女性としては初めて大手州都地方紙の編集長を務めたことのあるアイタ・バットローズ氏が久しく空席になっているABC放送会長候補に選ばれた。

 ABC放送(電子版)が伝えている。

 スコット・モリソン連邦首相は、「アイタ・バットローズ氏は傑出したオーストラリア人」と評している。

 ABC放送は、ミシェル・ガスリー前理事長の解任から数日後の2018年9月にジャスティン・ミルン会長も辞任を余儀なくされており、以来、会長席が空席のままになっていた。

 2月25日には、モリソン首相が、「会長候補名簿に女性の名前がないことに驚き、がっかりもした」と語っており、それを受けてミッチ・ファイフィールド通信相が、「バットローズ氏をABC放送会長候補として閣議で推薦する」と発表した。

 モリソン首相は、「私は長年アイタを知っているが、2013年のオーストラリア国民に選ばれたとおり、傑出した人物だ。アイタ以上に我が国のジャーナリズムの水準の向上に貢献した人物はそれほどいない。それだけでも彼女の人柄と能力が分かるのではないか」と語っている。

 バットローズ氏は、そのメディアでの知名度を利用して様々な公衆衛生問題に対する一般社会の認識を高めるために貢献したとして「今年のオーストラリア国民」に選ばれた。

 ABC放送は、ガスリー理事長解任をきっかけにミルン会長が理事長に放送局内の特定ジャーナリストの解雇を要求したことが明るみに出され、ABC放送編集権の独立性に干渉したとして辞任を余儀なくされた。

 人材会社コーン・フェリー社が政府から16万ドルの予算でABC放送とSBS放送の求人プロセスを委託されており、最終的に候補審査独立パネルが人選を絞っていく。
■ソース
Prime Minister describes Ita Buttrose as ‘extraordinary’ amid speculation she could be new ABC chair

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