「ジョージ・ストリートをパリやローマ風に」と州政府

車締め出し、屋外テーブルとショッピングの街に

 シドニー都心部に27億ドルをかけて建設されたライト・レールの完成を受け、シドニー市はシドニーのジョージ・ストリートから車を締め出し、パリやローマの街角のような歩行者のあふれる、屋外テーブルの喫茶店やレストラン、ショッピングの街に改造する計画を明らかにしている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 計画の対象になっているのは都心部ではジョージ・ストリート、セントラル駅から東のサリー・ヒル地区のデボンシャー・ストリートなどもともと人通りの多い街路で、歩道の屋外テーブルの出店には2021年まで歩道占有料を免除するなどの措置を取る。同時に屋外テーブルに適した地区の選定も続けていく。

 軌道の建設が始まってから4年、2両編成全長67mのトラムは2019年12月よりサーキュラキー・ランドウィック間を開業し、2020年3月よりキングスフォードまでの支線が開業する。

 ジョージ・ストリートで店を開く市民は、「人が来るのはカフェ目当てばかりではない。特に週末にシティに人が出てくるためには、市カウンシルや州政府が定期的なイベントやアクティビティを計画しなければならない」と指摘している。

 現在、テロ対策としてジョージ・ストリートの線路際に並べられているコンクリートの障害物は取り除かれ、プランターや彫刻などが通りを飾るようになる。サリー・ヒルズでは、デボンシャー・ストリートに隣接する4箇所のポケット公園に屋外ダイニング・テーブルを出す認可をめぐってカフェとレストランがカウンシルと交渉に入っている。

 クロバー・ムーア・シドニー市長は、「市民が街路を取り戻し、楽しむことができるようなった」と語っており、CBDのライト・レール線に沿った地区には60件近い開発申請が寄せられている。

 しかし、4年間の建設工事期間中には沿線のビジネスが大きな打撃を受けており、いまだ回復するに至っておらず、州政府も181店舗に4,100万ドル近い経済援助を行ってきた。
■ソース
Outdoor dining on Sydney’s ‘boulevard’ next chapter in light rail renewal

https://www.smh.com.au/national/nsw/outdoor-dining-on-sydney-s-boulevard-next-chapter-in-light-rail-renewal-20191023-p533hx.html

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