NSW州南部高原地域で風力発電所計画却下

クリーン・エネルギー推進派は落胆と当惑隠せず

 建設認可申請が出されていたNSW州南部高原地域の風力発電所計画は、地域住民への景観影響が大きすぎるとして却下された。そのため、再生可能エネルギー発電推進派は落胆を隠せない。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 クルックウェル付近に23基の風力発電機を擁するクルックウェル3が認可されていれば、その地域には300基近い風車が建つはずだったが、2019年5月にNSW州計画環境省が、予定地は周辺8箇所の住民敷地に近すぎるとして申請を却下していた。計画は独立計画委員会に持ち込まれたが、ここでも、「複数の地域住民への景観影響を考えれば、この計画の景観影響は許容水準を超えているというべきであろう」として、計画環境省の決定を支持している。

 委員会は、「計画されている風力発電所は、風車の高さが157mにもなり、また、民家から2km以内の距離にあり、近すぎるため立地としては不適切と考えられる」としている。

 この決定に対して、Australia Wind Allianceコーディネータのアンドリュー・ブレイ氏は、「NSW州法は風力発電機の景観影響を過大に捉えすぎている。老朽化した石炭火力発電所廃止の後を埋めるために可能な限りクリーン・エネルギー発電所を建てなければならない時だ」と語っている。

 クルックウェル3プロジェクトは、Global Power Generationの発電所になるはずの計画で、同社はNSW州土地環境裁判所に提訴することもありえるため、この報道には発言を控えている。

 独立計画委員会は2019年9月にはNSW州マッジーの南、バイロン・バレーの炭鉱開発計画を地域環境、農業、文化遺産に対する影響が大きすぎるとして却下している。
■ソース
Wind farm rejection leaves clean energy advocates baffled

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