代購(ダイゴウ)もコロナウィルス蔓延で様変わり

粉乳需要激減、変わってマスクがベスト・セラー

 中国国内の個人からの注文品をオーストラリアのスーパーマーケットなどで購入し、中国に送る代購(ダイゴウ)業はチャツウッドに中国向け郵便局ができるほど大きな市場になっているが、COVID-19(WHO命名の新型コロナウィルス)蔓延で、これまで人気商品だった粉乳(ベビー・フォーミュラ)の需要が激減し、代わって衛生用品の注文が増えている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 代購業者の得意先は中国国内の中産階層消費者で、現在は粉乳に代わってマスクの注文が殺到している。

 中華濠州代購協会のマシュー・マクドゥガル会長は、「これまで粉乳が注文の半分を占めていたが、今は粉乳の注文は激減しており、顧客が健康製品を優先するようになっている。現在は当然マスクがベスト・セラーで、2位がサニタイザー、ハンド・ウォッシュ、その次にインフルエンザやカゼの予防に効くというのでビタミン剤の注文が多い」と語っている。

 また、「現在、コロナウィルス騒ぎで農産物の注文が激減し、鮮果、食肉の注文が目立って減っている。これは関心が薄れたのではなく、現在何を必要としているかということで後回しになっているためだ」と語っている。

 また、中国国内ではかなりの数の都市の交通が制限されており、荷物の輸送に支障が出る場合のことを考えて生鮮食料品の注文を避けている代購業者も多い。もし、税関で引っかかって荷物が足止めされれば生鮮食料品はひとたまりもないし、代購業者がコストを負担することになる。

 アグリビジネス銀行業務スペシャリストのRabobankでは、国境税関での遅れは様々な産業に波及しており、ティム・ハント氏は、輸送が最大の悩みだ。中国の消費者も食べなければならないが、その消費者に飲食品を届けることが難しくなっている。流通が円滑に動いていない」と語っている。
■ソース
Coronavirus sees daigou demand for health items soar as perishables feel the pinch

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