GM社、オーストラリアのホールデン・ブランド廃止に

600人の社員も2020年中に解雇見通し

 オーストラリアとニュージーランドの自動車ブランド、ホールデンは、コモドアやバリナなどの車種で知られてきたが、親会社のゼネラル・モーターズ(GM)社が2020年中にホールデン・ブランドを廃止すると発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 GM社は、「現在の市場ではホールデンのブランドは競争力がなくなっており、2021年までにはオーストラリアとニュージーランド双方での販売、設計、開発を停止すると発表していた。

 同社は2017年10月に国内生産を停止し、工場勤務の800人を解雇した。しかし、メルボルンの同社内で600人がオーストラリア市場向け車種の設計のみを行うということになった。

 しかし、2月17日のメルボルンでの記者会見で、GMインターナショナル・オペレーションズのジュリアン・ブリセット上級副社長は、「ホールデン社員のほとんどが2020年6月末までに解雇になる。我々としても苦しい決断だった。ただし、160万台のホールデン車所有者への顧客サービスを少なくとも10年以上続けるというこれまでの約束通り、200人ほどの社員を残し、サービスを続ける」と語っている。

 ポート・メルボルン社屋での仕事は6月末までに完了し、ラング・ラング・キャリブレーション施設も8月中に閉鎖することになった。

 GMホールデン社のクリスチャン・アキリナ暫定会長兼マネージング・ディレクターは、「当社はブランド廃止を避けるため、できる限りの方策を検討してみた。しかし、ホールデン車の市場は小さく、しかも自動車産業は世界的に合同化が進んでいる。ホールデンのブランドを廃止することはホールデンのディーラーや社員の経験と貢献を考えるとつらいことだ。私たちは全員がホールデンの家族だった。解雇者には解雇手当を支払い、少数には配置転換のオプションも提供する」と語っている。

 ブリセット副社長は、社員には十分な手当を支払い、また納入業者やディーラーには転換支援も提供する。また、オーストラリア、ニュージーランド向けにはGM社で車種を開発すると語っている。

 しかし、全豪製造労働者組合(AMWU)のデーブ・スミス氏は、ほとんど何の相談もなく、いきなりの話で社員は驚いている。今日、会社の代表から電話があり、話したところではオーストラリアの経営陣も驚いている様子だった」と語っている。
■ソース
Holden car brand, maker of Commodore and Barina, axed across Australia and New Zealand

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