NSW州政府副首相が小規模原発建設主張

ワンネーション党議員案支持に与党内から反発

 NSW州保守連合政権のジョン・バリラロ副首相は国民党党首を兼ねているが、マーク・レイサム・ワンネーション党州議会議員の「原発建設法案」を支持する論説をシドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)に投稿しており、与党保守連合内からも反発が出ている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 そのため、州政権の古参自由党員閣僚が抗議して大臣を辞任すると発表している。

 環境政策ではベレジクリアン政権が割れており、「レイサム議員法案が閣議にかけられた場合には法案支持を拒否する」と意図を明らかにする閣僚が複数おり、大臣辞任も辞さないとしている。

 バリラロ国民党党首の発言は国民党内でも波乱を呼んでおり、海岸部選挙区選出国民党議員には、「バリラロ発言は自分達の得票を失いかねない」と危惧する者もいる。

 このレイサム議員法案は、NSW州内のウラン採鉱や原発建設を禁止する法制を覆し、これを自由化することには国民党内部でも意見が分かれている。

 この法案は、議会調査委員会報告書に従ったもので、報告書は法案支持を勧告している。しかし、自由党一般党員には法案に反対する者もおり、ある上級閣僚は、ワンネーション党法案を支持するくらいなら大臣職を辞めると発言する者もいる。

 しかし、バリラロ州副首相も負けておらず、「自分達は妊娠中絶法も論議したではないか。また、昨年の州党大会ではNSW州国民党はオーストラリア国内の放射能エネルギー利用を支持すると決めている」と語っている。
■ソース
Barilaro’s nuclear push bitterly dividing Coalition

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