30日の入港禁止破り、クルーズ船4隻特別許可

ハント連邦保健大臣は「厳格な条件に適合」

 シドニー発でニュージーランドを一周してシドニーに戻ってきたルビー・プリンセスは30日の入港禁止発効の直前に入港し、2,647人が下船を認められたが、その後に4人の乗客がコロナウイルス陽性と判定され、政府は、国内各地に散った同船乗客全員に2週間の自主隔離を要請している。しかし、国内各国際港で合計4隻のクルーズ船が30日間の入港禁止措置を破って入港を認められていたことが報道されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 3月19日早朝にサーキュラキーの外洋航路ターミナルに着岸したルビー・プリンセスの扱いでNSW州政府を批判する声が高まったことを受け、グレッグ・ハント保健相は、「国境警備部のマイケル・アウトラム長官がNSW州政府に連絡した」ことを明らかにした。

 また、NSW州議会野党労働党のライアン・パーク影の保健相は、「コロナウイルスがパンデミック化しているさなかにこのような事態が起きるというのは信じられないほど荒唐無稽な事態だ」と語っている。

 NSW州保健局は下船した乗客全員に連絡し、14日間の自主隔離を指示している。また、同船の1,000人を超える乗員は船上で隔離状態に入っている。

 ハント連邦保健相は、「クルーズ船に関しては州政府に責任があり、ルビー・プリンセスの乗客の扱いについてはNSW州政府が定められた手続きに従っていなかった。しかし、NSW州政府は国境警備部長官のアドバイスを受け入れている。連邦政府は30日間のクルーズシップ寄港禁止命令を出しているが、国内でもっとも入港の頻繁なシドニー港は2月中旬以来63隻の入港があった。連邦政府の指示は3月中旬に出されているが、NSW州政府は2月第2週以来厳格な条件を敷いており、全国ガイドラインを上回る厳しさだった」と語っている。

 しかし、クルーズ船30日入港禁止がすでに発効している3月21日、WA州のフリーマントル港には2隻めのクルーズ船が入港、ダーウィン港にも今週中に1隻が入港する予定になっている。

■ソース
Four cruise ships given special permission to dock in Australia despite 30-day coronavirus ban

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