ニューズ・コープ、傘下の地方紙をデジタル一本化

雇用削減で印刷は全国紙と大都市版のみに

 全国紙のオーストラリアン紙やシドニーのデーリー・テレグラフ紙を発行している国際メディア・グループのオーストラリア支社、ニューズ・コープ・オーストラリア社は、今後、雇用を削減し、大部分の地方紙などをデジタル・フォーマットでオンライン発行のみに切り替えると発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同社は、「出版事業の大々的な整理を行い、傘下のほとんどすべてのコミュニティ紙、地方紙のデジタル一本化する」としており、印刷フォーマットからデジタル・フォーマットのみになる新聞は92紙にのぼる。

 同社は、マイケル・ミラー会長名義の声明で、「遺憾ながらこの措置に伴い、雇用削減もやむを得ない」としているが、その実数については明らかにしていないが、6月29日から新しい体制で発足するが、その後も375人以上のジャーナリストが残って仕事を続けていく。残ったジャーナリストは新しいビジネス形態への基本的な変化に参加するものであり、当社にとって必要不可欠な人材だ」と述べている。

 コロナウイルス・シャットダウンが始まって以降、メディアは広告収入が激減するなどの危機を迎えており、ニューズ・コープ社も傘下の一部の新聞の印刷を停止しており、コミュニティ新聞、地方紙の16紙が既にオンラインに一本化しており、今後その傾向をさらに続け、最終的に92紙をオンライン発行する計画になっている。

 ホバート・マーキュリー、NTニューズなど、一部の新聞は今後も印刷物で発行されるが、少数の地域新聞は完全に消滅し、大きい地域のデジタル新聞がカバーするようになる。
■ソース
News Corp to cut jobs in restructure towards digital-only community and regional newspapers

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