JobKeeper、JobSeeker両制度の変更発表

減額や適用厳格化で財政負担を縮小化

 7月21日、スコット・モリソン連邦政府は、コロナウイルス社会規制で閉鎖された事業や失業者の救済と同時に経済救済を目的とした制度、JobKeeperとJobSeekerの変更を発表した。

 当初の両制度の期限である9月が近づいている一方でコロナウイルス蔓延による経済鈍化が今後も長く予想されることから両制度の延長を求める声が高まっていた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 これまで、9月28日をもってJobKeeperは終了し、JobSeekerは半減されることになっていた。

 しかし、21日の発表で、これまで被雇用者1人につき2週間あたり一律$1,500の援助が9月28日よりフルタイムは$1,200、パートタイムは$750と差別化される。

 また、JobSeeker、Youth Allowance、Austudyその他類似の補助金は現在倍額されているが、いずれも2020年末には減額されることになる。JobSeeker受給者はこれまで2週間$1,100を支給されていたが、これが$815程度に減額される。

 JobKeeperは350万人の労働者が対象になっているが、2020年第4四半期には140万人に減らされ、2021年第1四半期には100万人になる。ジョッシュ・フライデンバーグ財相は、2020年末までには210万人がJobKeeper対象から外され、一切の援助がなくなる。

 また、9月末からは経営者側にもJobKeeper受給条件が厳格化され、経営者は事業の売上高が受給条件を満たしているかどうかを再評価し、満たしていなければ受給資格を失う。

 受給資格を失うのは、経営が回復し、JobKeeperを必要としなくなった事業および経済的圧力に耐えられなくなり、政府の援助がなければ破綻する事業の2種類ということになる。

 ただし、210万人の労働者がJobKeeper対象から外されていった後にどれだけが再就職できるのかどうかはまったく明らかになっていない。しかし、政府は、2020年第4四半期には34万5,000人がJobSeekerを申請するだろうと予想している。

■ソース
The key facts and figures from the JobKeeper and JobSeeker coronavirus support changes

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