海外留学生載せた国際線フライト、9月より再開

アデレードで学生300人のパイロット・プログラム

 連邦政府は、2020年9月から海外留学生を迎える計画を立てており、パイロット・プログラムとして300人がアデレードの国際空港に到着するが、9月にはまだ規制特に海外からの渡航者の入国後2週間のホテル隔離が解除される見通しがないことから、入学を希望する留学生は$3,000のホテル宿泊費を自己負担することが求められる見込み。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 コロナウイルスによるオーストラリア連邦の国境閉鎖に伴い、稼ぎ高でオーストラリアの第3位の輸出産業になっていた海外留学生制度は壊滅的な打撃を受け、大学側は職員解雇やコース切り詰めなどで対応してきた。

 8月16日、サイモン・バーミンガム貿易相がこのパイロット・プログラムを発表した。

 国内大学は海外留学生の激減で300億ドルの財源減も予想され、オーストラリアに渡ることのできない中国人留学予定者のうち65,000人が主要8大学で構成される「Group of Eight」入学を予定していた。中国人留学生だけでなく、インド、ネパール、ベトナムなどの主要留学生市場でも事情は変わらない。

 9月のパイロット・プログラムは9月上旬に予定されており、香港、中国、日本などの国からの留学生が一旦シンガポールに集まり、そこからアデレードに飛んでくる。

 バーミンガム大臣は、「VIC州はコロナウイルス第二波鎮圧に苦労しており、NSW州も依然として二桁の新陽性者を出している。SA州は先日海外帰国者1人が陽性と判定されただけでこのパイロット・プログラムに適している」と語っている。

 海外留学生は1年間の学費として平均$30,000を超える額を自己負担しているが、パンデミック関係の政府交付金受給資格がなく、レストランや社会有志のチャリティ・フードバンクに頼っている。また、パンデミックが始まった頃には全国で50万人の海外留学生が勉学していた。

 中国はオーストラリアとの外交関係が険悪になっており、中国政府外交部長が中国人留学希望者にオーストラリアは危険だから行かないようにと勧告しており、海外留学受け入れの結果が注目される。
■ソース
International student flights to Australia to restart in September

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