ただし、パラフィールド・クラスターは依然危険
11月21日、スティーブン・マーシャルSA州首相は、「20日午後8時までの24時間にアデレードのコロナウイルス・アウトブレークで市中感染は1件もなかった。これまでに見つかっている感染者はすべて濃厚接触者に限られている」と発表した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
SA州では新たに1人がコロナウイルス陽性と判定されているが、これはパラフィールド・クラスター関連が確立されており、クラスターは現在26人に達しているが、まだ増えるものと見られている。一方、同クラスター関係の5,400人が自己隔離しているが、同州保健局は、クラスター関係の濃厚接触者40人にまだ連絡が取れていないと発表している。
SA州警察のグラント・スティーブンズ長官は、「タスクフォース・プロテクトの捜査員がピツァ・ショップで働いている36歳の男性に事情聴取している。男性は短期院生ビザでオーストラリアに滞在中だが、接触追跡システムに偽証したため、無用な6日間のロックダウンになってしまった。初めから正直に話してくれれば問題は小さかったのに」と語っている。
また、SA州警察は、19日、20日の両日でロックダウン規則違反で60人に罰金通告、103人に警告を与えた。罰金通告を受けたうちの2人は19日夜にパーティ現場で違法薬物のファンタシーを1.5リットル以上所持していた現行犯で起訴された。
また、「21日真夜中でロックダウンは解除され、店舗や事業所はすべて営業を認められる。ロックダウンは、当時得られた情報を基に決定しており、それは間違っていなかったと考えている。ロックダウンはまだ終わっていないので真夜中までは規則に従ってもらいたい」と語っている。
さらに、「まだクラスターは非常に危険な状態であり、規制を緩和するとはいえ、まだ警戒を要するし、連絡を取って自己隔離を指示しなければならない人が大勢いる」と語っている。
■ソース
South Australia records just one new coronavirus case but cluster still ‘very dangerous’