次期豪海軍潜水艦隊3国で入札競争

アデレード造船所は依然受注不明

 オーストラリア政府は、海軍のコリンズ級潜水艦隊に代わる次期艦隊建造について、日本、フランス、ドイツの3国の潜水艦技術から選択する考えをほのめかしている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ケビン・アンドリューズ国防相が語ったもので、国防省は、3国の潜水艦造船企業から入札書類を提出させ、設計と建造を海外で、オーストラリアで、または海外とオーストラリアで分けて行うなど様々な可能性を「競争評価プロセス」で検討する。ただし、潜水艦をオーストラリア国内で建造する保証はないとしている。また、SA州で潜水艦を建造することにも関心を表明していたスエーデンの防衛企業、Saabについては入札に参加させない意向を明らかにした。

 さらに国防相は、「建造段階にはかなりの関連作業がオーストラリア国内でも行われ、新規高技術雇用が少なくとも500人にのぼる。そのうちのかなりの部分、戦闘システム統合化、設計保証、地上試験などがSA州で行われることになる。これはオーストラリア国内産業にとってもオーストラリア経済にとっても朗報だ。特にSA州にとってまことに喜ばしいニュースだ」と語った。

 また、「次期潜水艦プログラム」は500億ドルにのぼる投資となるものであり、オーストラリア史でも最大級の防衛機材調達だと語ったが、ジェイ・ウエザリルSA州首相は、「連邦政府は今でも潜水艦を日本で造りたいのだと思う。スエーデンが競争評価プロセスにも参加できないことでがっかりした。このプロセスの正体が分かるというものだ」と語っている。

 SA州の「防衛チーミング・センター」のクリス・バーンズ氏は、「ドイツかフランスが選ばれれば潜水艦をSA州で建造できる可能性も強くなる。両国の企業がSA州で建造することに乗り気だった。初期段階でSaabを除外したのは間違いだった」と語っている。

 トニー・アボット連邦首相は、建造潜水艦数は当初より4隻少ない8隻になることを示唆している。
■ソース
Submarine program: Japan, France, Germany to compete for build process; Government promises hundreds of local jobs

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