シドニーの大気質「有害」レベルにまで悪化

ポート・マコーリー地域の火災の煙流され

 シドニー地域の空は10月31日も煙に覆われ、大気質は「有害」レベルにまで悪化しているが、この状況は11月3日までは続く見込み。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 この煙は州中北部海岸地域のポート・マコーリー付近で燃え盛っているブッシュファイアの煙が北風に乗って海岸線に沿って南下しているためで、NSW州計画産業環境省は、シドニー地域の大気質を「有害」レベルと判定した。

 この大気質はブッシュファイアから吐き出される微粒子汚染によるもので、大気質指数が200を超えると「有害」と判定される。31日にはリバプールで386、マコーリー・パークで380を記録しており、シドニー地域の一部では大粒子汚染でも「有害」レベルと判定された。

 気象庁(BoM)のエリ・ブランドフォード予報官は、「煙の状態は11月3日まで続き、その頃になると風向きが変わって幾分かしのぎやすくなる。それまではシドニー地域から煙を吹き払うような風は吹いてきそうにない」と発表している。

 大気質が「有害」レベルになると、保健当局から、「屋外での激しい運動を大幅に切り詰めるよう」呼びかけが出るが、高齢者や喘息患者など、大気汚染に感じやすい条件の人は屋外での身体運動をすべて避けるよう呼びかけられている。また、NSW保健局のリチャード・ブルーム部長は、「このような大気条件では、慢性的な滑吸気疾患や心疾患のある人は屋外活動を避けるよう」指示している。

 シドニー地域以外でも、イラワラ、中部海岸、ハンターの各地域でも大気質は「有害」レベルと発表されている。

 また、シドニー空港では通常10kmの視界が10月31日には4kmまで下がっている。

 10月31日現在、NSW州では70箇所でブッシュファイアが起きており、44箇所はまだ手のつけられない状態が続いている。
■ソース
Sydney’s air quality plummets to ‘hazardous’ levels as smoke blankets city

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