ロジャー・パルバース氏、新刊出版 『ぼくがアメリカ人をやめたワケ』

ロジャー・パルバース氏、新刊出版
『ぼくがアメリカ人をやめたワケ』

自伝書「ぼくがアメリカ人をやめたワケ」自伝書「ぼくがアメリカ人をやめたワケ」

 日豪合作映画「STARSANDー星砂物語ー」で監督を努めた、ロジャー・パルバース氏の自伝書『ぼくがアメリカ人をやめたワケ』が集英社インターナショナルより出版された。同書ではロジャー氏がなぜ、世界最強と呼ばれる、生まれ育ったアメリカを自らの意志で離れたのか、時代背景の流れとともに書かれている。

 一族の歴史を自ら辿るところから始まる同書。当時のアメリカは移民者に対し開放的であり、移民者は自身が「アメリカ人」であることに誇りを持っていた。そのため、ロジャー氏がルーツを求めてポーランドへ留学することを決めた際は、家族内から反対の声が上がったという。それでも彼は、自分の意志を貫き続けた。

 ベトナム戦争での経験は、「アメリカ人をやめる」決意を強めるきっかけになった、彼にとって人生のターニング・ポイントの1つと語られている。

 現在は、オーストラリアの国籍を取得し、シドニーを拠点とし活動しているが、文章による表現の世界へ導いてくれたのは日本だという。「初めから日本を意識していたわけでなく、訪れた何カ国もの内の1つだった。日本で感じた、言葉にはできない高ぶる感情、宮沢賢治の作品への愛情から、前世は日本に生を受けたと感じたほど」だったという。執筆活動は日本に滞在していた頃に始めたそうだ。

 ロジャーさんの自伝書は、「縁」とは不思議なものと語りかける。それを運命と呼ぶのか、ハングリー精神と呼ぶのか。実際に本書を読んで感じてみて欲しい。

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