TAFE、障害者学生に受講料通告

「ただし受講料無料申請できる」と釈明

 政府はTAFEなど公立教育機関だけでなく私立教育機関にも予算を拡げたため、治療効果の証明されていない「代替医療」民間訓練機関に税金から資金が支出される一方でTAFEなどの公立教育訓練機関がそういう民間機関と資金をめぐって競争しなければならなくなるということはこれまでにも報道されていたが、2月7日にはABC放送が、「TAFEの受講料値上げで障害者学生に受講料の通告が郵便、電子メール、テキスト・メッセージなどで送付されている」と報道している。TAFE側は、「説明が不十分で申し訳ない。障害者学生は今後も受講料免除を申請することができる」と発表している。

 ABC放送の報道によれば、これまで受講料を免除されてきた障害者学生は受講料を記載した書面を受け取り、ショックを受けている。TAFE NSW事務局では現在在籍中で今年始まる学期も引き続き在籍する学生に「本来の受講料」通知を送ったとしている。

 生活の自立を目指して実業科目を受けている障害者の中には、「2科目で$9,000を払えと書かれている。生きる希望を持つために勉学しているのにそれもできなくなればどうしていいのか分からない」と語っている。また、「自分は障害者援助コンサルタントと教官の支援で$2,000の受講料免除が認められたが、支援がなければどうなっていたか分からない」と語る学生もいる。

 TAFE側は説明不足を謝罪しているが、NSW州政府のエイドリアン・ピッコリ教育相は、「障害者学生は公立、私立を問わず教育機関の受講を受ける場合には従来通り1年間に資格1件まで受講料を免除される」と発表している。

 しかし、様々な変更が進んでいるため、障害者学生は、「これまでの障害者援助サービスでどうなるのか見通しも立たない」と不安を語っている。
■ソース
TAFE fee notices issued to students with disabilities; TAFE NSW working to ‘clarify new arrangements’

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