3月3日の中銀理事会、金利を記録的な0.5%に

ブッシュファイア、旱魃、コロナウイルスの経済ショック

 3月第一火曜日の3日、中銀(RBA)理事会は政策金利を0.5%という記録的な低率に引き下げた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 オーストラリア経済、特に小売業界は徐々に沈滞してきており、そこにブッシュファイア、旱魃、さらに今はコロナウイルスが追い打ちをかけている。

 2019年、RBA理事会はオーストラリア経済を刺激するために3回も利率を切り下げてきており、今月もこれまでの0.75%から0.5%に切り下げ、1年間で4回も切り下げたことになる。

 連邦財務省は、今夏の記録的なブッシュファイアで「オーストラリアの経済成長が0.2%引き下げられた」と推定しており、コロナウイルスはさらに大きな影響を及ぼすことになる。

 経済開発協力機構(OECD)は、「ごく温和な抑制された」コロナウイルスの流行でさえ、2020年のオーストラリアの経済成長を0.5%引き下げることになると予測している。

 一方、元RBA理事会メンバーを務めたことのある豪国立大学(ANU)のウォーウィック・マクキビン経済学教授と博士号課程学生のロシェン・フェルナド氏は、コロナウイルスが大流行した場合にはGDP損失は7.9%にもなりかねず、世界的な蔓延が軽く済んだ場合でもオーストラリアの経済成長率は2%程度低下することになると警告している。

 フィリップ・ロウRBA総裁は、「海外のコロナウイルス大発生はオーストラリア経済にも大きな影響を及ぼしているが、コロナウイルスがもたらす将来的な不安定も国内消費に大きな影響を及ぼすことになり、2020年第一四半期のGDP成長もかなり弱くなることが予想される。しかし、疫病が一旦押さえ込まれれば経済は再び回復するだろう」と希望的観測を述べている。
■ソース
RBA slashes interest rates to new low of 0.5pc to counter coronavirus hit

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