オパール・カードを手に埋め込み、不正乗車で有罪

車内検札でカードの提示を求められ、提示できず

 NSW州営公共交通機関のオパール・カードからチップを切り取り、自分の手の甲に埋め込んでシドニーの電車を使っていたバイオハッキング研究者の男性が、乗車料金は払っていたが、車内検札でオパール・カードを提示できなかったため、不正乗車で裁判にかけられていたが、男性は有罪を認めることで結審し、男性は罰金と裁判費用の支払いを命じられた。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 この男性は、ミャオ=ルド・ディスコ・ガンマ・ミャオ・ミャオ(33)、旧称スチュアート・マケラーさんで、2017年8月に埋め込みチップで正しく料金を払って乗車したが、車内検札で乗車券を提示できず、略式の無賃乗車罰金の支払いにも応じなかったため、ニュータウン地裁に提訴されていた。

 男性は2017年4月にオパール・カードのチップを切り取り、バイオコンパチブル・プラスチックで包んだ上でピアース専門家に依頼して左手の甲に埋め込んだ。

 この実験はすぐに世界中に報道されたが、NSW運輸局は、「改ざんされたカードは無効にする」と声明を発表しており、アメリカで開かれた「ボディ・ハッキング会議」に出席したオーストラリアに戻ったミャオ・ミャオさんの埋め込みチップは運輸局の声明通り無効になっていた。ミャオ・ミャオさんは、「会議は皮肉で面白かった。法制とサイボーグの権利がテーマだった」と語っている。

 また、「自分の試みは有用な技術開発のワンステップであり、世界中が成り行きを注目していた。NSW州政府のこの処罰には疑問をいだくだろう」と語っている。

 3月16日、地裁は罰金$220と裁判費用$1000の支払いを命じたが、前科はつかないとした。
■ソース
Scientist who implanted Opal card in his hand guilty of fare evasion

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