元カノジョをコンピュータと携帯電話でストーキング

女性の車を携帯電話の遠隔操作で自由に操る

 ホバートの裁判所で、元ガールフレンドをコンピュータと携帯電話の信号で所在を追跡するばかりでなく、女性の車を遠隔操作で自由に操ることもしていた男(38)がストーキングその他の容疑に有罪を認めた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 男は、車の停止・始動スイッチを遠隔操作で操る特殊なオンライン・アプリケーションをダウンロードし、元ガールフレンドの車にあわせて設定した他、女性の所在や移動を逐一追跡していた。

 ホバートの簡裁の法廷で、2018年、半年ほど交際したことのある元ガールフレンドにストーキングしていた容疑を認めた。男は女性の住所も探り当て、女性が就寝中に枕元に立って驚かせるなどの行為を続けていた。

 法廷で証言した女性は、「彼が私をつけ狙い、車のコントロールまでしていたとしてショックと恐怖を感じている。どこまでもプライバシーを侵された気持ちとトラウマを忘れることができない」と語っている。

 この男は車のメカニックで、交際中に女性のランド・ローバー購入を手伝っており、車の車両識別番号(VIN)を手に入れ、アプリケーションの設定に使っている。このアプリケーションが女性の所在位置を男の電子メール・アカウントに逐一報告していた。

 さらにはスパイウエアを購入し、女性の携帯電話の所在を追跡するために月極料金も支払っていた。

 被害者もデジタル技術分野で働いているが、「自分がそれほど侵入しやすいものだとは考えたこともなかった。それまで、デジタル技術の明るい面だけを見て、熱心に働いてきたが、犯人が私の車さえ操ることができると知って震えが止まらない。まるで何も安全なものはないと感じるようになったし、それまで働いてきたデジタル技術が恐ろしくなった。サイバーセキュリティの保護や現在の法律さえ簡単に逆用できることでもう信じられなくなっている」と語っている。

 当時、被告人はTAS州のドライバー団体「RACT」で働いており、クライアントの車を使って女性をストークしていた。

 しかし、ある日、女性の携帯電話が車から消えたため、ラップトップを使って自分の携帯電話が使われたかどうかを調べた。自分のアカウントにログインした結果、自分の携帯電話から男に電子メールでデータが逐一送られていたことに気づいた。その時になって自分が深刻な状況にあることを知り、警察に通報しようと決心している。

 エリザベス・アベリー検事は、「男の行為は計画的で計算されたものだ。ストーキング行為は最高裁で扱うことになっており、行為の深刻さが認識されている。また、有罪が確定すれば社会防御登録制度に15年間は登録し、被告人の再犯から社会を守ることが必要だ」と述べている。
■ソース
Man pleads guilty to stalking and controlling ex-girlfriend’s car with his computer

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