エクアドル大使館に盗聴装置で米政府に内通か

イギリスの法廷での「米引き渡し」審理間近に発覚

 QLD州出身のウィキリークス創設者、ジュリアン・アサンジ氏は、亡命先のエクアドル大使館からイギリス当局に連行され、保釈条件違反で収監された後、現在はアメリカ政府の引き渡し要求に対して、イギリスの法廷が要求に応じるかどうかの審理を進めている。

 しかし、最近になって、過去にエクアドル大使館に監視カメラと盗聴器が仕掛けられており、アサンジ氏と弁護士との会見などの会話がすべて収録されており、すべてアメリカの情報機関に流されていた可能性がある。アサンジ氏の弁護士は、「盗聴は違法行為だが、アサンジ氏のアメリカ政府の引き渡し要求を拒否する命綱になる可能性がある」と語っている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この隠し撮りの画像と音声は、アサンジ氏とジェフリー・ロバートソンその他のオーストラリア人弁護士との法的に保護された会見だったが違法にカメラとマイクで収録されていたものでアメリカの情報機関に渡されていたとされている。

 人権派のロバートソン弁護士は、「弁護士と依頼人との話し合いは機密事項として法的にも保護されており、違法な録音録画は、アサンジ氏に対する訴追を却下する根拠になり得る」と期待している。

 「冷戦期間中、共産国で反政府派を弁護していた時には秘密警察のブラックリストに載せられ、尾行されたり、スパイされたりしていたが、この一件はやり過ぎだ。最高175年の刑もあり得るアサンジ氏に対する容疑をすべて無効にすることができるかも知れない」と語っている。
“I’ve been on secret police files before, I’ve been followed by police ? secret police ? I’ve been spied on … in communist countries for the most part during the Cold War when I was defending dissidents, but I think this will probably prove to be a step too far.

 また、「トランプ大統領の下で、マイク・ペンス副大統領がエクアドルに莫大な借款を申し出た時に、アサンジ氏が『自分が犠牲になるかも知れない』と語っていたが、その数日後にアサンジ氏が大使館から放り出され、さらにメディアにはアサンジ氏の人柄を中傷するデマ報道が現れた」と語っている。

 超党派の豪連邦議会議員の「オーストラリアに連れ戻す」調査団がイギリスに渡っている。
■ソース
Julian Assange secret recordings a potential ‘lifeline’, barrister Geoffrey Robertson says

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