「直ちに州境再開しなければ連邦高裁に持ち込む」

ハンソン連邦極右議員がQLD州相手に通告

 オーストラリアの極右政党「ポーリン・ハンソン・ワンネーション党」のポーリン・ハンソン連邦議会上院議員が、QLD州政府に対して、「5月27日までにQLD州境閉鎖解除の意思を明らかにしなければ連邦高裁に提訴する」と通告している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 企業家で一期連邦政治家を務めたこともあるクライブ・パーマー氏も、WA州の州境閉鎖は憲法違反として州政府を相手取って連邦高裁に提訴しており、ハンソン議員もパーマー氏の提訴を支持している。

 ハンソン議員は、アナスタシア・パラシェイQLD州首相に通告を伝えたと語っている。

 ハンソン議員が提訴すればQLD州のマホニーズ法律事務所とNSW州のガイ・レイノルズSCが手がけることになっており、この両者は州境閉鎖で影響を受けている住民の訴訟も手がけている。

 マホニーズ法律事務所は、5月26日付でジャネット・ヤングQLD州主席医務官とパラシェイ州首相に宛てて書状を送り、「州境閉鎖は連邦憲法に基づき無効と考える複数の人々を代理して手続きを行う」としており。

 さらに、「2020年5月28日午後4時までに州境閉鎖を取り消すか、または州境閉鎖を実行しないことを求めるものである。この要求に従わず、また、州境閉鎖が有効であると私達が納得しなければ、当法律事務所は依頼人の指示に基づき、連邦高裁において州境閉鎖無効の宣告を求めることになる」と述べている。

 同法律事務所は、州首相と州主席医務官に対して、28日正午までに書状に返答するか、またはそうでなければ、同日午後4時までに、主席医務官として州境閉鎖を決める根拠になったすべての資料の提出をできる限り速やかに行うこと」を求めている。

 同法律事務所は、「州境閉鎖は州間の交易や移動は絶対的に自由でなければならない、とする連邦憲法第92条に抵触する」と主張しており、パーマー氏の訴訟と同じ論に沿っている。さらに、同法律事務所は、「さらに、憲法第117条ではすべての州民の平等な扱いを憲法の基本的な保証としているが、州境閉鎖はこの条項に反している」と述べている。連邦憲法のこの条項は、何人も居住する州によって差別されてはならないことを定めている。
■ソース
Pauline Hanson imposes ‘deadline’ of Thursday to reopen Queensland borders

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